みなさんこんばんは
バックナンバー:ラヴェンナの記事は
世界遺産とモザイク、
さんぽをご覧ください。
ラヴェンナ駅前には大通り(Viale L.C. Farini)が通っていて木々と広い歩行者&自転車道路があり、その通りに並んでベンチが沢山あります。
友人同士が自転車を止め、気軽に話す場所がここ。こういうのってイタリアどこでもあるのね。
恐らく知らない人同士でも話していること多いんですよね。
この大通りは旧市街地区に進むと通りの名前が変わります。それは歩行者天国の通り(Via A.Diaz)に入ったところです。右折してVicolo Arianiを進むと・・・
アリアーニ(アリウス派)洗礼堂があります。ラヴェンナの世界遺産の中でも無料で見れる建築物です。6世紀初期にゴート族の大王テオドリックにより建てられました。
アリウス派とはキリスト教の中で3~4世紀に生まれた唯一神を唱える形(要するに神、キリスト、聖霊は個別のものと考える)のもの。それに対しアタナシウス派は三位一体を説きました。アリウス派は異端とされましたが、その洗礼堂が残っていて世界遺産となったのです。
狭いこの空間、今まで見てきたどの洗礼堂よりも素朴で小さな八角形の造り。一応聖なる8という数字は使っていました。
写真を撮るのも一苦労でした。
外面や建物がシンプルな分、モザイクはとても映えて見えます。
はい、クーポラのモザイク~。洗礼堂ですから、モザイクも『キリストの洗礼』が主題。
周りを12使徒が囲む構図。色合いもステキ。
ヨルダン川で洗礼者ヨハネから洗礼を受けるキリスト。キリストの向かって左に構える老人の腰袋からヨルダン川が流れ出ています。聖霊である白鳩の口から聖水が出ています。あの時代でのこの表現の素晴らしさに感動!キリストは人間らしく描かれています。アリウス派の考え方がモザイクにも出ているのですね。
十字架をのせた玉座も神々しいです。いずれにしてもクーポラにモザイクを設置することで、私達は自動的に上部を見上げ、それは神を見つめる形になるわけです。自然な形で作られたこのトリックはその後も多くの宗教建築物に受け継げられている事実ですね。
再び外へ・・・。これ、半地下に作られているように見えますが、地盤沈下のためにこうなってしまったんです。確か1.20mくらい下がったような。ラヴェンナがヴェネツィアと同じ干潟から出来た街ということ、堆積物を置いたためピサと同じように建物が下がったり斜めになったりするんですね。地盤が緩いのも大変だ。
はぁ・・・しょっぱなからとんでもないものを見てしまった。
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