みなさん、こんばんは
昨日お話したオルサンミケーレ教会の続きです。
そもそもはサン・ミケーレ・イン・オルトという名のオラトリオ(小礼拝堂)があったことから名前が残っているのですね。のちに穀物市場・倉庫としても使われ、その当時は開廊でした。地上階に見えるトリフォラ(3連窓)の部分が閉じられていますよね。そこが開いていたということです。トリフォラを閉じて、オルサンミケーレ教会となりました。
トリフォラの左右には壁龕(へきがん)があり、中に同業組合がそれぞれ彫刻家に依頼した像があります。残念ながらこれらの像は全てレプリカ。
私にとってはガイドの試験勉強時代の1年間、毎日必ずこの4角形の教会の周りをぐるっと一周する癖がついていて、14の壁龕の同業組合の名前、像の作者と作品名と年代を言いながら歩いていました。頭で覚えるより感覚で覚えないと覚えられないとにかくかなり苦しめられた思い出があるんです。そしてシニョリーア広場を抜けてウフィツィ美術館に行っていました。
教会の中に入ると穀物倉庫だった名残りが壁に見られます。穴があって上から下に落ちるようになっているんですね。
月曜日のみ入れる教会の上の部分ですが、階段を上って地上階から1階に上がります。
ほらね、下に落とす穴をみることが出来ますよ。
そして、壁龕にあったレプリカの本物がこちらに展示されております。椅子も沢山あってゆっくりできます。ちょっとした休憩に使ってもいいかもしれませんね。
明日もこのお話をしようかなと思います。
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