みなさん、こんばんは
昨日の続きです。
私が寝泊まりする第17室で一緒に過ごすリべちゃんはこの日一緒に手術をすることになります。彼女は退院まで一緒に頑張って応援し合って来た仲です。
ぽっちゃり系のリべちゃんは病室に入ってくるなり、
『あー、お腹空いた!!』と声を上げた。
リべちゃんに行われる今回の手術は『腹腔鏡下手術』という腹部に穴を開けるもので、私が開腹手術で全摘出という話を知ると申し訳なさそうな顔をしました。
『ううん、気にしないでね』
こんな若い女の子に気を遣わせてしまったこちらの方が申し訳なく感じた。
それからの卵管も摘出するハクション先生と私の話し合いを横目で聞いていてショックだったみたい。これはと思い外に出て気持ちの入れ替えをしたところまで昨日お話ししましたね。
病室に戻ってきて、リべちゃんのマンマとリべちゃんといろいろ話をしたりして少し雰囲気は和んだみたい。よ、よかったぁ!
リべちゃん相変わらず『お腹空いたよぉ。もうやだー』
可哀想に。私みたいに全然お腹が空かない人間はこういう時全く辛くないから分かってあげられない。
午前11時。7時に病院に来てから4時間後。全然私たち呼ばれない。いつになったら手術の番が来るのかしら・・・
何時呼ばれるかわからないから病室から動くこともできなければ飲食も出来ない。
私は本を持ってきていたのでそれを読みはじめ、リべちゃんは携帯をいじっていたもののとうとう暇になって、
『腹減ったー。お腹空いたよぉ。』と吠え始めた。
リべちゃんのマンマは気晴らしにと雑誌を娘の為に買って来た。
日頃手を出すことのないようなクロスワードパズルやSUDOKUをマンマと頑張ってやってみるリべちゃん。でも空腹はパズルなどでは埋まらない話。だろうね・・・
とうとう飽きて手にした雑誌が・・・
ジャッロ・ザッフェラーノのレシピ本。ア、アカンよ、マンマー!!!
そうです。マンマはリべちゃんの為にお料理本を購入してきたのでした。
しかし現在のリべちゃんに美味しい画像を見せてはいけません・・・
案の定、リべちゃんのトーンダウンは尋常では無かったです。写真でお腹いっぱいにはならんもんね。
結局リべちゃんは14時過ぎに、私は15時過ぎに手術室に運ばれることになりました。8時間待ちでやっと私もお呼びがかかったということで、いよいよこの時がやって来たかという気分でした。
ベッドごと運ばれエレベーターに乗る際、奇跡的に駆けつけることの出来た友人に会うことに!
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