みなさん、こんばんは
お花が綺麗に咲いています。何の花って名前を教えてもらったのにすーっかり忘れました。
ガイド仲間のサブリナはスペイン人。次の仕事でウフィツィ美術館が入った。
『私、断ったわ』
え、何で?やればいいじゃんと思ったのですが、
『アメリカ人と香港人、英語なのよ。2時間のガイディングでこれはできないの』
ふうーん。だから何で?
『だって宗教画だって同じとらえ方はできないもの』
ちょっとハッとした。宗教画の多いイタリアですから、キリスト教に造詣のある方には深く説明しなくてもいいが、知らない方には一から説明して作品の素晴らしさを伝えることになる。
以前、巡礼に来ていた日本の団体をガイディングした時はなんとも楽な話だった。その代り、美術のことにひときわ時間を割く。
美大の生徒に対するガイディングには逆の話。テクニックに対しては一言で話が伝わる。
子供たちには美術という面白さを伝えてあげる。ピンポイントで楽しめるところを常に探したりして。
話は変わって今日はベテラン日本人ガイドさんとお話して、ツアーガイドの実に仕事が減ったことについて切ない気持ちを打ち明けられました。GWも本当に少なかったらしく、こんなベテランさんが少ないなら新米さんたちは大変なことになっているのではと心配です。私はまだ店があるし、自分のペースでガイディングをすることにしたので何とかなりますが、ガイドさんだけで生活されている方々はどうすればいいのかしら。
大変な試験を受けて、現在を生きるガイドさんの苦しい立場。この知識を皆さん是非感じてもらいたい。
ということで、ガイドさんというのはどういうお客様がいらっしゃるかと言うことを事前に知ることで楽しい芸術体験をするお手伝いをします。例えそれが無理な状況でも万全を期して臨む素晴らしいお仕事です。そのために仕事始めにはお客様と話してその糸を探し出しています。サブリナのいう事も最もですが、困難を越えると次回はもっとうまく行くと信じて常にお勉強しています。フィレンツェにいる沢山のガイドさんと是非知り合って膨大なその知識を感動に変えてください。
個人で来ていてもガイドさんがいる旅行とそうでないのでは全然違います。
私がいくらでも紹介しますので、この際フィレンツェ旅行はガイドさんを付けてみませんか?
英仏独西葡露日など、どんな言葉でも受け付けます!
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