みなさん、こんばんは
中央市場でーす。そしてうちの店でーす。
今日は市場地上階のどうでもいいって言ったらどうでもいいフライング情報をお伝えします。
さて、これ何だかわかります?天井から下がる青い布に覆われた看板チックなもの。
そう。これは看板なんです。以前から話に出ていたのですがやっと市場地上階に道の名前がつきます。地上階は店の位置がわかる地図があるわけでもなく、例えばうちの店もどこにあるのか説明する時にとても苦労することが多かったのは事実です。『立ち食い生パスタ屋の隣』という微妙なアナウンスで来ていただくことが申し訳なかったのですが、これでちょっとはわかりやすくなるかも。市場地上階の見取り図はほぼ碁盤の目のような道が走っていて、そこに大小様々なお店が展開されています。道の名前ができるのは来場される方だけでなく、商品を納入する業者さんにも多少目安になることでしょう。大体迷っている人が多いから。
それにしても青い布がかかっているのはどういうことかというと、一応オープニングセレモニーなるものがあるらしく、それのためにまだお披露目されてない。そんな大層な市場でもあるまいし。やるんだったらさっさとやればいい。
そのセレモニーをいつやるのか中央市場協会に聞きに言って来た。分からないことがあるとすぐ確かめたくなるのが私の職業病かもしれない。協会のおっちゃんに言わせるとセレモニーはフィレンツェ市長待ちだそうだ。市長のスケジュールに併せてやることと、その予定が未定なことがわかった。
『くだらない。市長なんていなくてもさっさと発表してしまえばいいのに』と私が言うと、
『だってこの市場は歴史的建築物だから』だって。そこまで言うなら尚更市長の予定をすぐにつけるべきだ。市長がこのことに対してナメてるから開店休業みたいな状態になっている訳で。
『じゃ、うちの前の通りはなんて名前なの?』
『えっと、どっかに資料があるんだけど来週教えるよ』…土曜の閉場近い時間だからおっちゃんやる気がないのか来週に回そうとする。
『わかった。来週教えてね。市長がいつくるかも』と言って再び店に戻った。
しかし、知りたいなぁ。何通りになるんだろ?脚立を用意して隠されている部分をみようと覗くが如何せん身長が足らなくて見えない。
うちのステファノ君が『下世話だ』と私を非難したが、人が掃けたところで私の代わりに青い布の裏を覗いてくれた。結局お前も見たかったんじゃないか!
この道はロヴェッツァーノ通りと判明。Rovezzanoとはフィレンツェの行政地区の一つである。このようにどの道も地区の名前が通りになるらしい。
知ったら知ったで大した感動もなく、ふーんって思った。ちなみに現在のフィレンツェ市長だが、ダリオ・ナルデッラと言って私の2つ年下のナポリターノだ。ナポリ人かーいと思ったら、14歳からはフィレンツェに住んでいる。フィレンツェ大学でもめっちゃ頭がよかったらしいぞ。若いんだから、早よ起きてセレモニーやっちゃおうぜと思いました。
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