みなさん、こんばんは。
実家の野良猫まるちゃんと、
その娘、はるちゃんです。
先月まで日本に帰っていて、久しぶりにこの2匹に会えて良かったのですが、何故か親子喧嘩っていうかバチバチの状態で仲良くなかったんですよ。はるちゃんは我が家に入り浸りなのでたまにご飯を食べにくるまるにちょっかい出しているんです。そのちょっかいが半端なくってガチ喧嘩を仕掛けたりするわけよ。それをひたすら見て私も母も困ってしまいました。
『猫って親子ってわかんなくなっちゃうのかな…』
母は子供の頃から猫を飼ったことがあって、まぁ飼うって言っても今みたいな感じで外飼いでしたね、田舎だったから。そんな母でも猫の親子関係ってよくわからんらしい。以前家で飼っていた猫も外飼いっていうか夜はうちで寝るけど日中は外に出かけさせていました。で、うちの家で3匹産んで、1匹は姉の友人宅へ貰われて、母猫と子猫2匹を飼っていたのが昔ですね。あれから猫たちが長生きしまして今はもういないんだけど、最後は息子を母猫が見送ってから母猫も力尽きたみたいな最後でさ。私が思うにはこの母猫と息子猫は親子関係が続いていたと今も信じています。
それがね、はるの母親イジメで最終的に外でご飯を食べるまるちゃん。
あー、切ない。家の中でははるがヌクヌク寝たりしてるんですよ。なのにまるは寒空でご飯食べるって不義理だぞ、はる!
と私が日本滞在中はヤキモキさせられていたんです。どっちも可愛い猫なのですがね…
猫たちどうしているかなって思っていた矢先に母から連絡がありました。イタリア帰国後のものです。
まず『はるのハウス』って言うのは、外に置かれたはるちゃん専用の段ボールで母手作りのきったねー猫小屋ですね。そこにまるがはるのいない時にくつろいでいたのでしょう。ハウスはひどいもんだが、まるが可愛い!こんな家でも猫たちが使ってくれるなんて嬉しい。しかも驚くべきは、
なんだ、2匹とも家の中じゃないですか!確かに微妙な距離は感じるものの、家でくつろいでいる画像が
私のイタリア帰国後にって、なんでだろ〜お、なんでだろ〜?
さらにまた連絡があった。
仲良くご飯食べてんじゃんか。おい、どうなってんだ?
私がいけなかったのか?そんな気分になっちゃいますよね。で、私の推理、推測、予想ですよ。
猫、うちの家が3人しか入れないと思ってないか?
私と母がいたら猫は1匹しか入れないとか。はるが家に一緒にいた場合、まるに
『定員オーバーです』
って伝えちゃいないかね。
ま、2匹が仲良くやってんならそれでいいかとは思いました。でもこの風景が直に見れなかったのは残念でした。
どうか猫たち、母と楽しく暮らしていってほしいものです。
みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。わーい、土曜日だ!
久々のセリフですが、この画像見てわかりますかね?日本に帰る前の土曜日の風景。土曜日は17時に市場閉店なのでその頃と同じ時間に撮っているんですが、大分日が伸びました。
↑その1月最後の土曜日のお仕事終わり、こんなに暗かったんですよ。
なんとも一年というのは早く過ぎ去るものです。早くも3月になっちゃいましたもんね。
ボローニャのお友達から連絡があって。
私、遊びに行こうかと思っていて今朝チケットを探していたところだったんです。先ほどそのお友達が連絡あって驚きました。なんてナイスタイミングだと。
『ボローニャに行くつもりだったんだ』
すると彼女はもういないんだって。
北の町に行くことが決まったんだと。ワインの有名な土地でそれに携わることに決めたと。
驚いた。
そっか、じゃ応援しないと。仕事を決めるのは運と相性だから。
『きっとうまくいくよ』
お世辞じゃない。
そういう星の下に生まれた人っている気がする。
彼女の性格、根性と遮光性は稀有なものだと思っています。どうか楽しい人生になりますように。
『新しいことを始める人って今多くない?』
そんな言葉を聞いてなるほどって思いました。
確かにコロナが終わって人が動き出したら自分の生き方を変える人が確かに少なくない気がします。去年からそういう動きはあったものの、今年はもっと増えていくかもしれません。
仕事を変える、新しい土地に住む、チャレンジするなど。
ふと考えて、私もそれに入るのかなって思った。
来週から日本人の団体観光のガイドに復帰することにしたんです。去年から話をしていて、馴染みの会社から
『戻っておいでよー』
と温かい言葉を毎度かけていただいていたのです。とはいえ私は約6年のブランクがある。2017年に手術をしてからの療養とお仕事のリセットも含めてサボったのがなんとまる6年も経っていたなんて…。
日本人団体の観光なんてしばらくしていないのは大変です。時間配分も選ぶ作品も状況によって変わるのはある意味芸事の一つです。
美術館に行こうものなら限られた時間に濃縮してわかりやすく解説する、そのスキルはとにかく今までサボっていた私がどこまでできるのか不安でしかありません。
しかし、ある意味芸能人が引退して長い時間の後に再び復帰して歌でコンサートを開くのと同じこと。あ、大袈裟か。
やると決めたから頑張りたいけど、どこまで昔取った杵柄を活かせるのか。毎日正直ビビってます。
みんな頑張ってるんだな。
私1人だけじゃないと勇気をもらいました。こんな平々凡々50歳に何ができるかわからないけど、私もリトライする状況なんです。
少しだけ無理してみようかなってな。
では良い日曜日を。
みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。残念ながら雨です。
今日は日本人観光客デーでした。特に卒業旅行生。随分戻ってきましたね。
コロナ前のように数人でグルグルとフィレンツェを歩いているし、勿論ここの市場にもたくさん来ましたよ。
本当に以前のよう…感無量ですね。
ところで私、今日オフィスに寄ってきて日本のお土産を持っていきました。あ、オフィスってのはお世話になっている旅行会社ね。
頼まれていたものとかも一緒に持って行って、さてスタッフの方々へはどうしようかなって。
それで日本に滞在中、母が『これ、めっちゃ美味い!』って絶賛していた飴ちゃんにしたんです。それを配ってもらってみんなが大絶賛。
嬉しい!
で、そのキャンディが何かと言うと、
ライオンから出ているシャインマスカット飴。みんながあんまり美味しいって言うから私も食べてみたらあらホント。
『こんな美味しい飴、食べたことない』とか
『アルコール入ってるのかな?入っててもいいよ〜♪』など。
お世辞でもなんか持ってきた甲斐があったなって私も気分良かったですよ。イタリア人にこんなに喜んでもらえるともっと買ってくれば良かったと思ったくらいです。
ちなみにうちのお店にも色々買ってきていて。
私の好きなお煎餅はチープな庶民的お煎餅です。それをどうしても食べてもらいたくって、いろんな種類の私の好きなものだけをあげました。個包装のものは山分けしてそれぞれお家に持って帰ったみたいだけど。
で、今日ステファノがボソッと
『あれ、今まで食べたお煎餅の中でダントツ旨かった!』
と言ってました。私のイチオシだったのでこれまた嬉しいお言葉ですよ。
じゃそれを発表しましょうか。
亀田製菓のソフトサラダ。
昔っから大好きで、安いし美味しいし飽きない。お煎餅ってお醤油を使ったものもあるけど私は塩派なんだよな。
ステファノは柿の種も大好きだからそれもよく頂いたんですけど、これは別の形でヒットだったらしい。
国を越えて共感できるっていいですよねー。
みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。 朝からヴィジリがコントロールをしています。相変わらずの店が正しく商売してんのかっていう警察の抜き打ちチェックですね。全く、2月と8月はニッパチって言って閑散月だと昔っから決まってんだ。何が楽しくてこんな時に警察をお迎えしないといけないのか。
何もやってなくったってやっぱり警察のご厄介にはなりたくないもんです。結局うちの店には来なかったけど、どうにも体に悪いイベントです。
私は仕事終わりにウフィツィ美術館に行ってきました。夕方は混んでいる曜日がいくつかありますが、ガイドさんって幾度となくここを訪れていてもゆっくり鑑賞する時間というのは別に作らないといけないですもんね。
ウフィツィ美術館はこの字型になった造りで、東側の第一廊下、南側の第二廊下、西側の第三廊下からなっています。
南側の廊下、窓から見えるのはアルノ川。画面奥に泳いでいくとピサまで辿り着けますよ。
でね、この川にかかる手前の橋が1345年にできたフィレンツェで一番古いヴェッキオ橋だね。橋の上には小さな窓がチョンチョンってあるけど、これが1565年に作られたヴァザーリの回廊です。左奥にあるピッティ宮殿から橋の上を通りウフィツィ美術館の中を通って隣のヴェッキオ宮殿まで続くメディチ家専用の通路。ここには以前たくさんの自画像があり、通路を歩きながら鑑賞することが期間限定でできました。これらの自画像コレクションは歩きながらの窓から見える風景と共に楽しめるものでした。私も何度もここを通りましたが素晴らしいものです。
そのコレクションは現在はウフィツィ美術館内で展示されているのです。
どうやら今後ヴァザーリの回廊が再び人数と期間限定で通るチャンスがあったとしてもこれら自画像は回廊に戻らないんじゃないかと言われています。まぁここで観れるんだからいいじゃないかというのもあります。それでもあの回廊内からのあの独特の景色がもう2度と見れないとわかったら、もっとちゃんと見とけば良かったなぁと思うのです。
そんな世界一の自画像コレクション、つまり画家が自分を描いた作品は1,700点を越え、回廊で観れたのはわずか4分の1でした。残りは倉庫に入って管理していたんだから勿体無い話。ここならもう少し人の目に触れることも多くなるかもしれませんね。ここにある作品で日本人画家で言うと昔は藤田嗣治の作品が有名ですが、残念ながら現在は飾ってないのか見つけられませんでした。
草間彌生さんの自画像(2010)。横尾忠則さんと杉山博司さんの作品がウフィツィ美術館に寄贈されています。
ラファエロ、ルーベンス、レンブラント、シャガールなど名だたる歴史的画家とともに飾られているこの作品がここにあるとは面白い。一発で誰が描いたかわかる作品ってそれはすごいことですよね。
しばらく部屋にあるベンチに座ってのんびり眺める。
一度ゆっくり観てみたかったんですよね。
ただ一つの作品のためだけにここを訪れる贅沢が心地よく感じます。
外に出たらもう暗くなってました。
みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。このセリフも久しぶりです。
無事仕事復帰して、やることが沢山ありますが特に急いでやる訳でもなく、少しずついつものペースになるように努めております。
先週日本は3連休だったのですね。日本人観光客が随分増えましたね。
このままいい感じで来月のパスクアを迎えられたらいいなって思ってます。
ところで今月友人のマホの展示会に行ったことをお話ししましたね。
その後に同窓会があったんですよ。その時にマホが持ってきた中から選ばせてくれて1枚プレゼントしてもらいました。なんか色々気を遣ってくれたみたいで嬉しかったです。しかし現代アートっちゅーのはやっぱり難解で、絵画なんて考え出したら頭がぐるぐるしちゃうじゃないですか。持ち帰るのが大変だから小さいものにして、家に飾ることを約束しました。
早速フィレンツェの自宅に持って帰って飾りました。
マホの絵は時折なかなかの金額で売れるそうです、それはNY在住時のことですが。やっぱりニューヨーカーが気に入るアートなのかななんて思ったりして。んなことより時間をかけて作ってくれた彼女の作品です。マホにとっては里子に出す気分なのかもしれない。うちの家は殺風景だからピッタリ合うと思っています。
ところでそんなマホは絵の上にサインをすることをしません。どっちが上になるかを考えてもらいたくないのだそう。
そこでいろんな形で撮ってみました。
どうだろう?
どれが上がピッタリ来るのかピンときませんが、一体どれが正解なのか…
私は適当に①で飾っていますけど、気分転換に時々グルグル回してみようかな。