２０１１年１２月１３日の恐怖

みなさん、こんにちは。

今日はきのうよりちょっと寒くなりました。雨も降らなかったし。
でもそれより怖い思いをしました。

まず、お昼の１２時ごろ、ダルマチア広場付近で発砲事件発生。
犯人はピストイア出身のジャンルーカ・カッゼリ５０歳、その後フィレンツェに移り住みファンタジー小説家になる。
１５時ごろフィレンツェ中央市場に場所を移し再び発砲。
この二件で２人が死亡、数人が重軽傷。カッゼリ自身も自殺をした。

当時私は中央市場におり、その地下での惨劇を知らずにいたが、マウ君の電話によりなんでこんなにヘリが飛び、ﾊﾟﾄｶｰがうるさいのかわかった。八百屋のリタに言ったら彼女はすでに知っており、怖いから一緒に外にでようという。
何というイタリア人の連絡網の早さ！本気で驚いた。彼女は電話をしていた様子もなく、市場内で働く同僚たちとちょっと話をしていただけなのに。そして驚くほど詳しい内容を話してくれた。

今回の件で亡くなったセネガル人のことをネタにセネガル人は大規模な人種差別デモをすぐに行った。

はっきり言って何が何だかわからなかった。

だって、これっていわゆる「無差別殺人」でしょ。
目的のない殺人ってあまりない国だと思っていた。
怨恨でもなんでも理由があると思っていた。

怖い、とフィレンツェに来て初めて感じました。
こんなことがしょっちゅうあったら、かなわない！
観光でなりたっている国なのに、治安がいよいよ悪くなったらイタリアの政治どころじゃない。
アンタ、今頃のこのこ出てきて統治するなら、がんばってよね、マリオ・モンティ！
マローニのようにイタリアの治安を常に気遣ってください。


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