２０１２年３月２５日 よくあって欲しくない話

みなさんおはようございます。

職業柄、多くの人に会うこともしょっちゅうで、
いろいろなこぼれ話を聞くのですが
最近なーんにもそういうネタをお届けする暇がなかったのでご紹介します。

先日あった、神戸からこられていたご夫婦さま。
フィレンツェ中心街のブランド通りに程近いＶ通りに面するＢ&Ｂにご宿泊。
お目当てのレストランに予約して欲しいと滞在先で言うと、フロントでなんだか電話をしている模様。その後「OK」と言われたものだから、タクシーで４０ユーロかけて目的のレストランへ足を運んだそう。

ところが！

お店は閉まっていたそうです。

で、私に訊くんです、「こんなことってあるんですか？」

ええ、私も初めて聞きましたとも！
そりゃ電話をしていてオッケーって言われたらやってもらったと思うじゃないですか。
しかも閉まっていたなんて。
ましてや開いていたなら多少の交渉もできたでしょうけど。

で、帰るのにまたタクシーが拾えない。
こちらはラジオタクシーなので「ヘイ、タクシー！」ができない。
タクシー会社に電話して来てもらうか、タクシー乗り場で待つしかない。
バスがあるとの情報でバス停でまってると程なくバスが。
手を挙げるこちらのシステムを知らなかったのか、バスは当たり前のように素通り。
散々で帰ってきたそうです。

そうね、私も去年こんなことがあった。
マウ君となんちゃらって名前の湖に行ってきた。
湖畔のレストランで食事をとったあとのお会計。
マウ君曰く「なんだか金額がおかしい」。
お店側に訊くと「メニューの金額は古いもの、いまは新しい金額になっている」って。
イタリアは外国人にぼったくりってあるけど、イタリア人にぼるってすごい。

で、
私だったらこうする。
その１．古い金額でお食事をしたのだからその金額で通させる。チップは置いていかない。
その２．それも通さないなら、新しい金額で払い、警察に行って報告する。チップは置いていかない。
この２つだな。

ところがここがフィオレンティーノ、マウ君の違うところ。
彼の取った方法は私を唖然とさせました。

新しい金額で払い、チップをバーンと置いて行った。

彼が言うには、この方法が一番店側にとって屈辱的なのだとか。
さて、いかがなんでしょう。
私が店側なら痛くもかゆくもないですが・・・

いろいろあるのねー、イタリア。



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