皆さんこんにちは
一週間前のお話になりますが、まぁ聞いてください。
先週の初めは本当に暑くて薬局の電光掲示板もこんな感じ。

39度って、大げさだなぁと思っていたのですが、聞いた話だと他の薬局も39度だったとか。
てことはやはり間違えてはいなかったらしい。
この数週間、実はうちのギーゴが体調不良になり、あ、ギーゴっていうのは

うちのハムスターです。3年目に突入した大型ハムちゃんです。彼がおしっこをすると数日後にベルミ(うにょうにょ動くミミズの最小サイズのようなもの)が生まれるんです。

ギーゴは八百屋のサブリナから頂いた大事なハムスター。兄弟のマメーリはすでに他界。
こりゃ寄生虫が発生しているのかと思い、その日の前日(6月16日)にドゥオモ広場に面する薬局屋さんに行ってきたんです。
「あんたらもしや動物の薬なんて扱っているかねぇ」
「あるよん」
「あのね、うちのハムちゃんからベルミが生まれるんだねー。おしっこしたあとに大量発生さ」
「そりゃ大変だね」
「だから薬くださいな」
「アカンがな」
「え、売ってくれないの??」
「まず病院連れてって、ちゃんと見せないとさ」
「動物病院ってこの辺だとどこ?」
「Careggiのほう」
「ギャ、遠い!」
「ううん、ちょい手前かな、Statutoにあるよ」
「全然手前じゃん!脅かさないでよ」
「で、そこに坂あるでしょ?そこ登ってさー、あるよ」
「はーい、グラッツィェ」
てな会話をして次の日。
市場が終わってから行くつもりでいて閉店間際に簡易箱を作り、家に帰ってギーゴをお店に持ってきた。
するとお隣の八百屋のおっちゃんがステキなアドバイスをする。
「Statutoは高いからENPAに行きなよ」
「ENPAって?」
「ENPAならTESSERA作ってお金も凄くはかからないよ」
「ENPAって?」
「あそこの女医さん、仕事が速くてうまいんだよ」
「だからENPAって?」
「15時から開いてるからね、すぐに行くといいよ」
「だからオヤジー、えんぱっちゃなんだよ!



」
そこで一方的に話していたおっちゃんに奥さんが駆けつけてくれて、わかるように説明してくれた。
E.N.P.A.とはEnte Nazionale Protezione Animaliの略である。
国立動物保護団体てな感じだろうか?
これが意外と近所にあった。

ドゥオモも見える、Via Ricasoli, 73rにある。

扉は閉まっているが、15時は過ぎている。時間を間違えたか???
いやいや、夏時間でした。
夏時間(6月1日~9月30日)
月~金 9時半から12時、16時から19時
土 9時から12時
冬時間(10月1日~5月31日)
月~金 9時半から12時、15時から18時
土 9時から12時
だと。おっちゃん、おしい!

16時まで1時間ある。このままじゃ二人とも干上がってしまう・・・ので
BARでのんびりする。

16時にENPAに戻る。扉は開いていた。
ピンポン押して中に入れてもらう。
ちょうどネコの診察がおわったところで、大して待ちもせず女医さんに会えました。
事情を説明してお薬の処方箋でも欲しかったのだが・・・
「このハムちゃんは年寄りだからねー、何もすることはないね」
あらー、何でしょこのシンプルな回答。
だってベルミが発生するんだよー、とか頑張ってみたものの、診察はものの3分で終了。
お金を払うほどでもなく、早々に1匹と1人解放される。
ギーゴも「うちら何時間も何やってんねん」といった顔をしている。
おっしゃるとおりです、ギーゴさん。私も全くおんなじ意見で。
ギーゴはおまけにぐいぐいお腹を押されたりして目がびよーんと外に出たりして
女医さん意外とワイルドだった。
狐につままれた気分で炎天下のなか自宅に戻る。
私たちすっかりぐったりで、おまけにギーゴはゲージに入れた途端トンネルに入ってしまいしばらく数時間は外にでてきませんでした。
相当懲りたんだろうな。
後報になりますが、不思議なことにギーゴのベルミ事件はアレから一度も起こらなかったんです。
今は元気に過ごしています。
あの女医さんは名医だったのか?それともギーゴが気合で自力で治したのか?
ミステリー・・・です。
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