みなさんこんにちは
10月に経験した目からウロコ情報を載せたいと思います。
この日の前日はお客様がパスポートの盗難被害にあってしまい、
(悲しいかな、ヴェネツィアのホテルの朝食会場でバッグを持ってかれたのだそうです)
その付き添いでミラノの日本人領事館へ行ったのです。
朝フィレンツェを発ち、9時前にはミラノ中央駅に到着。その足で領事館に行きすぐに手続き。
次の日(11月1日)がイタリアでは祝日でしたので、当日発行、さらにご丁寧に12時には仕上げていただけるという有難い配慮まで。
ということで私とお客様、3時間ほど時間をもてあまして2時間ほどバールでお話していたのですが、そろそろ帰りの切符を買おうとミラノ中央駅に戻ったところ・・・
チケットが売り切れ!?
んなバカな!しかしよくよく考えるとこの日10月31日は木曜日、明日金曜日が祝日、で土日と続くってことは・・・
ポンテじゃん!ポンテとはPONTE(橋)という意味で、祝土日を使った連休のことをいいます。木曜日お休みをもらうと4連休になるということで観光客だけでなく、イタリア人も旅行のために民族移動するんです。
(私は逆に仕事が入る。みんなが遊んでいるときに働くお仕事ですので・・・)
冗談抜きでユーロスターが全滅。その日のうちにフィレンツェに戻ってお客様をグループに合流させなきゃいけないのに~
ミラノーボローニャ(フィレンツェ行きの手前の駅)までなら空席があるが、ボローニャーフィレンツェが満席、トホホ・・・
お客様の前でバタバタする訳にはプロとしてできません(実はどうにかなると思っていたので内心は余裕でした)。
その足で今度はPiazza Garibaldiの駅に移動しました。理由はユーロスターがないならITALOという別会社の新幹線を利用すればいいだけなので。
ところがまたしても全て売り切れ。

これにはさすがに参った。とりあえずINTERCITYの空席を探す。INTERCITYとはEUROSTARより停車駅も多く、所要時間もかかります。日本で言うEUROSTARが「のぞみ」だったら、INTERCITYが「こだま」みたいなもんでしょうか?
で、そのINTERCITYの立ち席がまだあった。EUROSTARは1時間40分でミラノーフィレンツェを結ぶが、INTERCITYは4時間ほどかかる。フィレンツェ到着は21時20分。仕方ないがそのチケットをまず買ってみる(二人で80€)。
一度領事館に戻り、仮のパスポートを受け取りまたしてもミラノ中央駅に。自動販売機の前でキャンセル待ちが出ないかどうかをずーっと粘りながら探す。
さらにミラノーヴェネツィアーフィレンツェ、ミラノージェノヴァーフィレンツェなど別ルートも探すが、あまり到着時間はびっくりするほど変わらない。
どれもヴェネツィアまでとジェノヴァまでなら空席があるが、フィレンツェまでがすべて売り切れ。
そこで私の所属する旅行会社に連絡し、状況を説明して何かいい案を探してもらうと、しばらくして連絡があった。
ミラノーボローニャ(14.05発15.05着一人40€)をEUROSTARで、そのあとローカル線を使ってボローニャープラート(15.10発16.25着一人15.90€)、プラートーフィレンツェ(16.30発16.50着一人5.00€)というのがあると!なるほどこれなら先ほどのチケットより4時間半も早くフィレンツェに着ける!!
早速チケットを購入し、先ほど買ったINTERCITYの払い戻しにカウンターに行き、番号札をとるとなんと126人待ち!!
ぎゃー、14.05分発のEUROSTARに間に合わなくなるとあわてていると後ろで待っていたおばちゃんが係員の人に「私今日中にフィレンツェに行きたいんだけど」と話をしている。係員が「本日は全てソールドアウトです」と冷めた回答。
私、そのおばちゃんに「私たち別のルートのチケットを買ったのでこのインターシティの立ち席ならお譲りできますが」と訊いてみた。おばちゃんがその係員に私たちのチケットを見せに行って(おそらく私は中国人だと思われたのだろう。偽物かどうか係員に見せたかったんだろうな・・・)問題ないことがわかると私たちから定額で買ってくれた。おばちゃんゴメン、私たちのルートを説明すればもっと早くフィレンツェに着けるのに、黙ってました。
で、ボローニャまでチケットどおりユーロスターに乗った私たちでしたが、検札の係員が来られたときに「立ち席でかまわないのでフィレンツェまで乗っていってもいいか」と訊いて見た。二人で43.10€の超過料金を払えば別に問題なくフィレンツェまでこの列車に乗っていってもいいことがわかりそのとおりにした。
おかげでフィレンツェには16時前に到着することができた。ホントなら先ほど言ったとおり21時20分ですよ!
今回学んだこと。
1.ユーロスターに乗れなくても何とかして早くつけるルートがあること。
2.電車の路線図は知っておいたほうがいい。
3.イタリア語がしゃべれるって便利だな。
です。
お客様は結構このスリルを楽しんでおられたようで、でもイタリア語のありがたみはよくわかったようです。
あーよかった、という話でした。
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