17/05/2014 この薬局、402歳。

みなさんこんばんは

フィレンツェで一番有名、世界で一番有名な薬局。

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局


（薬局内の説明文より）
世界最古の薬局の一つであるオフィチーナ・プロフーモ・ファルマチェウティカ・ディ・サンタマリアノヴェッラは1221年にフィレンツェに居を構えたドメニコ派修道士達の手によって生まれた。彼らは自分達の耕す畑で薬草を栽培し、修道院内の小さな医務室で使うための薬、香油、軟膏などの調合を始める。

名声は外国まで届き、1612年には一般向けの薬草店として営業を開始。

当時の薬局長は時のトスカーナ大公から王家御用達正常所という名誉ある称号を賜る。
18世紀にはロシア、インド、さらに中国まで評判が伝わる。

イタリア政府による教会財産没収政策のため1866年、薬局の所有権は一旦政府の手に渡るが、当時の薬局長（薬局長を勤めた最後の修道士）の甥に譲渡が認められる。このステファニ家が薬局の名称、営業権、動産などを取り戻し今日まで四世代にわたってその経営を引き継いでいる。

・・・だそうな。
2012年には創業400年ということで大きなイベントも行われ、姉妹都市である京都市副市長が訪れました。


ここで売られているものですが、
メンズケア、サンケア、マウスケア、フェイスケア、ボディケア、ヘアケア。
香水、石鹸、ポプリ。

サプリメント、シロップ、プロポリス、煎じハーブ茶、ティサーナ、リキュール等。
・・・・すご、何でもあるのね。


しかしなんて素敵なお店なんでしょう。古い建物を丁寧に使っていて、見るだけでも価値がありますよ。
店員さんに聞いてみたら写真も撮っていいそうです。

店奥には当時使っていた貴重な器具などが展示されていて、その隣にはティールームもあります。

店内からサンタ・マリア・ノヴェッラ教会にある中庭が望めます。


店内にあるサン・ニッコロ礼拝堂

1398年から1410年にかけてマリオット・ディ・ナルドによって描かれた美しい部屋。
2013年12月に修復が終了し、現在一般公開されています。

お買い物だけでない、立ち寄るだけでも楽しめる薬局です。
日本人の店員さんがお一人いらっしゃって、さらに韓国人の店員さんが日本語を話せます。
商品リストなどは各国の言葉で書かれているので安心。

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
Via della Scala 16
tel：055-216276
9.00-20.00　シエスタなし
年末年始はオープン時間が異なるのでHPをご覧ください（上記店名をクリック）



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