みなさんこんばんは
夏になると時々飲みたくなるものがあります。

バールでも簡単にいただけますし、スーパーでも買えます。
微炭酸のノンアルコールドリンク。
それは・・・スプーマ!

1888年、ロンバルディア州コモにあるCermenateでSpumadorという会社が誕生します。1922年、スプマドールという名で炭酸水と砂糖などから作るシンプルで庶民的な飲み物は安価ですぐに人気が出ます。
1925年ブリュッセルの国際コンクールでも勝利したイタリアの清涼飲料。

1938年、spuma neraという商品が誕生します。ところがchinottoと呼ばれる柑橘系果物を使ったこの飲み物は、非常に希少だったそうで新しい商品が出来ます。
それがシトロンを使ったspuma cedroが生まれますが、このシトロンが高価だったため、さらに簡略化された飲み物spuma biondaが誕生するのです。

今ではいろんなメーカーからスプーマは出ていますが、なぜかトスカーナ外に出ると結構知られていない。南イタリアでは飲めるところもあるらしいですが。
一度私がヴェネツィアのバールで「スプーマ下さい!」と言ったら、「はぁ??」とバリスタに言われてしまいました。
モデナに行った時も、「何それ?」と言われて初めてトスカーナのバールでは当たり前にあるスプーマが他ではあまり無いことが分かりました。
なので、フィレンツェに来て、暑くてちょっと喉渇いてて、なんだか微炭酸の飲み物飲みたいなぁと思ったら是非試してみて下さい。1杯大体1€くらいです。
バールによって全部あるわけではないですが、味はcedro(シトロン)、bionda(ノーマル)、arancia(オレンジ)、ginger(生姜)が定番です。
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