みなさんこんばんは
先週のLINEA PELLEで知ったあるトスカーナ州の協会についてお話します。
これは『イタリア植物タンニンなめし革協会』(Il Consorzio Vera Pelle Italiana Conciata al Vegetale)のマークです。
革なめし産業の集積地として名高いトスカーナ州の中央部、ピサ県のSanta Croce sull'Arno, San Miniato、フィレンツェ県のFucecchioに22社が参加しています。協会は1994年に発足しました。
皮はイタリア産のみならず、フランス産も使われています。保存がきく未加工、皮付きのまま塩漬けで届いた物をドラムの中で48時間回転させ、毛と不純物を除去します。さらに残っている不純物を取り除き希望する厚さの皮に加工します。
さらに皮をドラムに戻し、植物エキスのタンニンを加えます。未着色の革を取り出し、パレットの上に広げプレスし、余分な水分をすべて搾り出します。ここで必要があれば、革を再度ドラムに入れ、染色や加脂を施します。
続いて手作業。革を一枚一枚セッティングして広げ、高いところに張ったチェーンに数日間吊るしてゆっくりと自然に乾かします。最終的に革が乾燥したら、ローラーにかけて広げて伸ばします。その後使用できない部分を取り除くためにトリミングします。
クライアントからリクエストが入った時点で着色や様々なフィニッシング加工が施され、やっと商品に仕上げられます。
革のなめしにはとにかく水を大量に使います。この協会は汚水を沢山出す革なめしでなるべく地球に優しい方法をとろうとしています。
話を伺うと、水道水でのなめしは駄目だそうで、会社に独自の井戸水などを持っていてそれを使うことでより質のいいなめしができます。
これらがいい発色を起こし、イタリアの革は世界でも最高級といわれています。
ブログランキングに参加しています。
みなさんの下記クリックで『ブログがんばろー』と思って毎日更新できます。
もっともっと良くしていきたいので、是非ご協力してください。
みなさんが訪問していただいた『あしあと』を残していってください。
↓ここをクリック♪にほんブログ村<
↓お手数ですがこちらにも『あしあと』を♪
イタリア(海外生活・情報) ブログランキングへ
どうもありがとうございました。