みなさん、こんばんは
今日もルッカ観光をお伝えします。
バックナンバーは、以下の通りです。
1.
訪れるべき美しい町ルッカ
2.
ジャコモ・プッチーニ家からフォロへ:ルッカさんぽ
3.
ナポレオーネ広場からドゥオモ:ルッカさんぽ
4回目の今日はいよいよルッカのドゥオモに入ります。フラッシュ無しなら写真撮影は可能です。
ルッカのドゥオモはCattedrale di San Martinoと言います。聖マルティーノ(マルティヌス)に捧げられた教会です。
マルティーノは4世紀に生きた聖人。父に倣って軍人になるが、フランスで半裸の乞食のためにマントを裂いて上げたという。その乞食がなんとイエス・キリストだったといいます。人生って凄いね。これでキリスト教に入信し、生前、死後に奇跡を起こしたとされます。
注)聖マルティーノはルッカの守護聖人ではありません。聖パオリーノという1世紀のルッカの殉教者がルッカの守護聖人です。
美しい教会のファザードはフィレンツェとは全く違うものです。
700年代から作り始めたこの教会は500年をかけて少しずつ装いを変えていきました。昔の柱があったとされる床にはこのように柄を付けてあります。
500年かかって作られたこの教会でも全く変わらないものが、『Volto Santo』(直訳すると聖なる顔つき)と名付けられたキリスト像です。これがドゥオモにやってきたことで、ドゥオモのすぐ近くにある聖ジョヴァンニ&聖レパラータ教会が廃れてしまったことは前回お話した通りです。
この像につけられた像のお家はルネサンス時期に新たに作られたものですが、この像の威力、ルッカの人々に愛され信仰される理由があります。
この像はニコデモが作ったものという伝説が存在します。ニコデモはピエタなどの画で必ずでてくるおじいさんです。イエスによりキリスト教に改宗し、のちにキリストの埋葬にも立ち会い、殉教する聖人です。この木彫りの像がやってきた700年代から、巡礼の宿場町としても動いていたルッカにいよいよ沢山の巡礼者がこちらを訪れるようになりました。
私の画像だとよくわかりにくいのでこちらの写真をご覧ください。
私たちが知っている磔刑像というのは腰布を付けた裸のキリストで描かれていますが、こちらは服をきております。これは東洋の影響を深く受けている証拠です。そして王冠を被っていますね。
王と言うのは裸ではなく、だから服を着ているということです。この像はルッカの人々にとって彼らの王であり崇拝すべき存在なのです。
ドゥオモにはさらに見るべき重要な美術品がありますが、今日はこのあたりで。
ドゥオモ入場に対する現在のインフォメーションは上記の画像で確認してください。
ルッカは明日、最終回です。最後までしっかり感動していただけます!!
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