シエナの聖カテリーナのコケた跡

みなさん、こんばんは

ヨーロッパの守護聖人でもあるシエナの聖カテリーナ（1347-1380）はシエナで最も愛される聖人の内の一人です。

彼女はシエナの裕福な染物屋の23番目の娘として生まれます。純潔を誓い、祈りと苦行に打ち込んだドメニコ会の修道女がカテリーナです。

当時は教会大分裂も起き、不安定な時期が続いたのですが、彼女はその状況を嘆いていました。ローマとアヴィニヨンに二人の教皇がいるという不可思議な状態を打破すべく、ローマに行ったものの志半ばにして亡くなってしまいます。

そんな彼女は死後、カトリックにおいて女性初の『教会博士』の称号をいただきます。
現段階でも４人の女性しか教会博士をもらっていないのですよ。

シエナで生まれ育ったカテリーナの足跡がここにあります。洗礼堂とドゥオモの横にある階段。

階段を上から見るとこんな感じなんですが・・・

ほら、階段に十字がありますよね。ここでですね、カテリーナがコケちゃったんです。で、歯を折ってしまったんですって。聖女になるとこんなエピソードも残ってしまう・・・。カテリーナってお茶目だなとこの十字を見るたびに思ってしまいます。


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