みなさん、こんばんは
もうすぐ7月ですね~。こちらの子供たちはすっかり夏休みを楽しんでおります。
そんなイタリアでみられる季節の風物詩。
お父ちゃん、自分の子供を仕事場に連れていく。
日本ではあまり見られない光景だと思いますが、こちらでは結構あるんですよ。
例えば市場でもチーズの業者が子供を連れて搬入に来たり、八百屋で子供がお父ちゃんと一緒に働いていたり。それが小学生だったり、高校生だったり。

私はこの伝統がちょっといいなと思うんです。
働くお父ちゃんの姿を見ること。

今日、ワイナリーでお客さんがワインテイスティングを楽しむ中・・・

二階建ての観光バスにてこんな話をした。
今日のドライバーはいつも感じのいい人。なんとバスに乗せて8歳の息子を連れてきた。
いくらいろんな場所に子供を連れてくるにしても、ドライバーが連れてくるのを私は初めて経験した。これからの物語を新車の2階建ての内部の画像とともにお話ししたいと思います。
同僚のマリオが私に言う。『彼は特別だよ』
【1階の部分。22人が乗れます】
そのドライバーと話した。彼は離婚して18歳と8歳の息子がいる。
別れた奥さんが二人を引き取ったが、この夏8歳の息子が15日間、彼のところに滞在するということでこのような形になったそう。息子は彼とそっくりで、すぐに親子と分かった。息子はとっても嬉しそうで私とたくさん話をしてくれる。
【2階部分。天井が低いので、背の高い外国人がゴンゴンぶつけます】
『バスの中を案内してあげる!』
84人乗りの大型バスを運転するお父ちゃんは自慢らしい。お父ちゃんが大好きだというのも笑顔でよくわかるし、お客さんがテイスティングの間、ドライバー席に座ってとっても嬉しそう。8歳といってもとっても大きな子で、私とあまり身長が変わらず体つきもしっかりしている。
【2階の最前列。こりゃ景色がいいよね】
将来はバスの運転手になりたい?
という私の質問に『うん、パパみたいになりたい!』と即答した。
『ここのボタンを押すとバスのドアが開くんだよ!』とか『二階に行く階段の下は物入れになっているんだよ』とか知っていることを余りなく私に教えてくれる。
【1階の向き合い席。ユーロスターみたい♪】同僚の愛妻家マリオも奥さんと小さな息子が海の家に行って、会える9月まで道のりが長い。
『今夏は仕事に集中して働かないと』
そっかぁ・・・イタリア人の男性は働かないとかよく言いますが、ちゃんとやっている人もいるんだ。マリオは毎日奥さんが送ってくる息子の画像や電話で悲しみを乗り越えて毎日がっつり働いている。

それぞれのお父ちゃんの背中、とっても大きかったよ。
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