みなさん、こんばんは
4日目の朝。
何も問題なければ退院できる。
病院の朝は早いから、看護師さんは6時ごろにはすでに慌ただしく、ジーナおばあちゃんはすっかり目が覚めている。
看護師さん、手術の為におばあちゃんを呼びに来た。
『ジーナ、おはよう。調子はどう?』
『いいわよ。いよいよね』
おばあちゃん、元気そうだけど。
でもジーナおばあちゃんが夕べうなされていたのを私は知っている。何度も寝返りを打って・・・いつもそうならいいんだけど。
『おばあちゃん、頑張ってね。ご家族がいらっしゃったら、言っとくから』
『ありがとう、行ってくるわ』
そう最後の挨拶をしておばあちゃんは手術室に向かった。
ジーナおばあちゃんのいない病室。
一期一会の病院では毎回こういう小さなドラマがあるんだろうな。
レモンティーとビスコッティの朝食。この後往診を無事終えれば私は退院となる。
のちにやって来たジーナおばあちゃんの家族とも挨拶をした。
私が荷物をまとめるや否や、ベッドメーキングが始まった。よく見ると、廊下で若い女性が大きな荷物を持って待っている。そっか・・・新しい患者さんなんだろう。
そんなこんなで私の3泊4日の入院記でした。
短い時間だったけど出会いと別れがありました。病院はとても親切だし丁寧で不安はありませんでした。お世話になったできるだけの人にお礼を言って病院を後にした。
そういやこの日、医者のストライキだったけど、大丈夫だったかしら?
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