みなさん、こんばんは
↑お店の前に一枚置いてみた。
よくこちらで見かける道路の上で絵のコピーを売っている外国人。
あれ、買っちゃダメですよ。違法でーす。
なんでこんな話をしたのかと言うと、イタリア卒業旅行に来た日本からの大学生。女の子二人の出来事について。
先週お店にやってきた。一通り覗いて、『また来ますね』と。
『はーい。待ってまーす』とお返事してお別れしました。
その後、1時間くらいかな?彼女たちまた戻ってきた。
手にはどう見ても絵のコピーを手にしている。
『買っちゃダメだよ』って言ったら、
『違うんです。買わされたんです』と。
・・・この『買わされた』って言葉。よく聞く。
市場の中でも、『向こうの店で買わされた』とかお客さんが言う。
いやいや、財布を開けたのはアナタでしょ、って思う。
しかし、どうやら話の続きを聞くと、彼女の言葉に間違いが無かった。
友人と二人で街中を歩いていたら、不注意からその絵のコピーを踏んでしまったそう。怒った売り手が『買え!』と迫って、40ユーロ払ったそうな。
↑右の太もも(下の方ね)にある黒っぽいのが踏んだ跡だって
この日の朝にナポリからフィレンツェにやってきて、チェックインできなかったのでホテルでスーツケースだけ預かってもらって、その間のお散歩だったみたい。
あのナポリで何もなくって、フィレンツェでいきなりの洗礼!
これは落ち込むなぁ。ひどい話だ。
それにつけてもフィレンツェにいる人間として恥ずかしいし、ちょっと申し訳なくも思えてきた。
すっかり消沈している彼女。
『しかも全然欲しくない絵だし、これ、引き取ってもらっていいですか?』
・・・もう見たくもないのね。可哀想に・・・
それを一緒に聞いていたうちのステファノ君、私と同じ気分になったのかな?
店のワインをクルクルって包んで『これあげるから、元気だしな』だって。
ステファノ、良い所あるじゃない。さすがこういうことをサラッとできるってアンタいい男だよ!!
するとその子、泣き出しちゃって。
あらあら、ティッシュ持って来ないと~。と取りに行って戻ったら、友達の子まで泣いている。おいおい、どうした。
『私がもたもたしてたから・・・』
どうやら友達は責任を感じちゃったらしい。
ま、フィレンツェだって悪いやつもいる。
でも、良い人も結構いるのよ。
どうかフィレンツェを嫌いにならないでね。
また楽しく遊びに来てね、って心から願っています。
そしてもしこういう事があった場合、自分でケリを付けるのは怖い、難しいという方。是非周りの人に助けを求めて。
イタリア語で『アイウート』若しくは英語で『ヘルプ ミー』と。
状況を説明するのは身振り手振りでもいいの。
イタリア人ならこれが違法なことは良く分かっているので、誰かが助けてくれると思う。ポイントはその場で解決できるように。
みんな学生さんたちは英語は何年も勉強しているのだから、簡単なセリフは言えるようにロープレするもよし。
負けちゃダメ、次の被害者が出ないようにみんなで頑張ろう!オー!!!!
そしてイタリアであるトラブルをまとめる実話をオンタイムでなるべく伝えていきたいと思いました。この時期だけでなく、ちょっと知っていれば決してトラブルは起きない国ですので、傾向と対策を被害者本人同意でちょいちょいお話していきますね。
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