みなさん、こんばんは中央市場でーす。
今日は雨が降ったせいもあって、気温が落ち着いていてよかったわぁ。
お昼の12時ぐらいにとんでもないニュースが入ってきた。
ジェノヴァの高速道路で高架橋が崩落した。死者はみるみる間に増えていった。
つい先週、8月6日にもボローニャの高速道路で事故があり、映画のような大爆発が起きたばかり。
高速道路にしょっちゅう乗る私としては無視できない恐ろしさを感じた。
いくらいい加減なイタリアでも、こういうのは本当にご免だ。
毎週どこかの高速で何かが起きたらたまったものじゃない!
ラジオのニュースに耳を傾けながら、祝日前の忙しい市場の仕事をこなす。
ふと気づくと14時半を回っていた。
『お昼、どうする?』って話になって、いつものダ・ミケーレは夏休みのため、ピッツァって訳にもいかない。
そこで『あ!』、と思った。私だって明日、高速道路の事故に巻き込まれないとも限らない。
なら、これだけはもう一度ちゃんと食べておこう。
いつものベアトリーチェのトリッパイオ。
アリエント通りとサンタントニーノ通りの角にある屋台である。
『明日死ぬかもしれないと思ったら、食べておきたい』と言ったら、ベアに『バカ言っているんじゃないよ!』と呆れられた。
どうしても食べておきたい私の大好物。ボッリートのパニーニ。
夏は暑いからここも売り上げが下がるらしく、さらに明日はお店を閉めるからパンの仕入れも少なかったらしく、
『パンがもう少なかったから危なかったね』とベアが言う。本当に危なかった。
やっぱりここのボッリートは最高に美味しい。
私が余計なことを言ったからか、いつもよりお肉の量が多かったみたいです。
しっかり噛み締めてこの美味しいパニーノを味わいました。
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