みなさん、こんばんは
チンクエテッレ、マナローラの舟たち。
崖が多いこの村には海に向けて緩やかとは思えない坂がある。普段は舟を広い道路、もしくは狭い一本道で左右に見受けることができる。

ここに居る人々には当たり前の出来事だろうけど、生まれてこのかた海の近くに住んだことのない私にとってこのチンクエテッレとは来るだけで毎回何かを発見するウキウキがある。私は年々ここに来る回数が異常に増えてきて、『いつかこの場所に飽きることがあるだろうか?』と思いつつ、今の所ありがたいことにそこにたどり着いていない。旅は平常から離れることだとしたら、ここに何度来ようとも私は仕事とは言え『旅人』の気分は変わらない。

崖の上から舟を眺める。綱のようなものが見える。

あー、そういうことか。これで吊られて舟を降ろすのか?引き上げるのか?
この機械が動いているの、初めて見た!今日は景色どころじゃないな。波が荒れている中、観光客たちの注目はこの舟。
毎回、天候や状況によって観光客の興味の方向は毎回違うのね。

舟が飛んでる。極めてシンプルな構造のこの機械だけど、簡単に言ったらこれが本当の『舟釣り』だな。
ルアーに当たる電動部分は崖の上でじいさんが握っている。決して大きな音ではなく、静かに舟が上がっていく様はなかなか愉快。

トリックアートみたい!!
ここの人たちにとっては日常のことでも、私にとっては感動もので、子供のように凝視しこの場から離れることができない。

あー、面白かった。
アナログな風景だけど、いつか未来ではこんなもの使わなくても舟が飛ぶ時代が来るかもしれない。それもそんなに遠くない将来かもしれない。
でもこんな風景もその頃には『昔はこんな時代もあったんだ』と言われる時間に私たちはいるんだろうね。
いい夢見ろよ、と柳沢慎吾が言っていたが、いい夢見ましたよ。
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