みなさん、こんばんは
フィレンツェでーす。こちらメディチ家礼拝堂。
今更ながら、2月18日のお話をすることを忘れていたことにこの建物を見て思い出した。
私にとって大切な人が亡くなった日。
276年前に亡くなったアンナ・マリア・ルイーザ・メディチ(1667−1743)。メディチ家の最後のトスカーナ大公、ジャン・ガストーネの姉。彼女が75歳で亡くなったのが2月18日。彼女が1737年に『家族協定』を結び、フィレンツェに数々の美術品などを寄付したことで多くの偉大な芸術的作品をこの地で見ることができるのは彼女のおかげであり、私がガイドとしてフィレンツェでお仕事できるというより、沢山の観光客が訪れることはその彼女の功績にある。ウフィツィ美術館の内部地上階には彼女の肖像画があり、その姿を見るたびに私は感謝を忘れない。そんな彼女の命日、2月18日は何かしらのイベントや無料入場なども行われる。極めてシブいものだが、それらはアンナ・マリア・ルイーザがフィレンツェにとって大事な人だという事を意味する。
そんな彼女の像がメディチ家礼拝堂の中にある。没300周年にはきっと大きな催し物が行われるかもしれない。逆算すると私はちょうど70歳の古希を迎える。例え家族協定の祝300周年でさえ、私は64歳だ。それを是非目の当たりにしてみたいものだが、その時に私がどこで何をしているのか全く分かる訳でもない。
さて、私がそこまで敬愛する彼女の亡くなった日を前日までしっかり覚えていて、忘れた自分の凡ミスに反省。来年はちゃんとサン・ロレンツォ教会に御墓参りをすることにした。
さて、最近のフィレンツェは気温が落ち着いて、日中はとても過ごしやすい。
が、
土曜日はメチャクチャ寒そうだ。来週は天気も気温も安定していい感じ。こちらに訪れる方々は是非重ね着をして、温度調整ができるように対策してね。
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