みなさん、こんばんは
カーニヴァルは先週、場所によっても違うが約3月6日くらいに今年は終わった。キリスト教徒でもイタリア人でもない私にとっては生活に何の影響も与えない宗教的行事となる。今年も相変わらずだった。こうなってくると、私は節分をする訳でも、恵方巻きを食べることもなく、ひな祭りもせず、カーニヴァルも関係なく、一体私はどこに住んでいるんだと思うこともある。それぐらい季節の行事にすっかり乗れない人になってしまった。
それでも季節のお菓子というのがあるが、始末が悪いことに私は甘いものを食べない。よって、それさえもお呼びじゃないという。ちなみにカーニヴァル時期で食べるお菓子にチェンチ(Cenci)がある。季節のドルチェというと限定感があり、ついつい買ってしまう人もいるだろう。なんてことはない、チェンチは小麦粉と卵を使って平べったくした生地をやや長方形に切って(周りはカクカクになっている)揚げたものに粉糖が乗っているスーパーシンプルなものなのである。稀に私も食べる(ブログの為)が、今年はとうとう食べなかった。
因みにヴェネツィアでも売っていた。このチェンチはシンプルなお菓子の割に名前のバリエーションが半端ではない。ヴェネツィアがあるヴェネト州ではご覧の通りガラーニ(Galani)と名前が変わる。味はここトスカーナ州のチェンチと、全く同じなのだ。
ここまでイタリア各地で見られる同じお菓子の名前が違うのは愉快だと思う。日本だってこんなに混乱するネーミングはないんじゃないかな?面倒だからウィキを利用してここに明記してみる。
チェンチの季節は終わった。来月はパスクア(Pasqua)、復活祭がある。今年は4月21日がそれに当たる。すでにパティスリーではこのお菓子が登場している。コロンバ(Colomba)と呼ばれる鳩の形のケーキだ。これも季節もののお菓子と言ったらそうなのだが、相変わらず私には響かない代物だ。在イタリアの方はすでにお分かりだと思うが、クリスマス時期に食べるパンドーロやパネットーネが形を変えてこの時期登場するお菓子となる。取り立てて美味しいと思うものではないが、イタリアでは必ずみんな食べるんだろうな、私を除いて。恐らくGWにイタリアを訪れる方もコロンバの残党組に出会うことができるだろう。いかがでしょうか〜♪
ブログランキングに参加しております。下の応援クリック2つともして頂けたらありがたいです。