みなさん、こんばんは
シエナでーす。
先週も今週も風が強い日が続いていて、天気はいいのに肌寒くって、飛んでいきそうだ。
そしてこれが起こったのは先週のこと。
いつも通りバスでフィレンツェから出発して、すぐにトラブル。お客様はトータル60名弱のほぼ満員だった。バス内のマイクが機能しないとかなり初歩的なミスだった。それを怠ったのはドライバーのガブリエーレ。ガブリは悪い人じゃないんだけど日本のアニメとか好きで私に想いを寄せている。私は異常に男運の悪い人間でどうも私の好みの人に逃げられるタイプらしい。よってガブリの気持ちは私に到底届かないのだが、私も同じ状況に常にある。彼に同情はするが私も今更折れる根性は持っていない。
そのガブリのポカにより、バス内でのインフォメーションに支障をきたした。同僚のエヴァはブチ切れて『仕事にならない』と言う。この日は英語とスペイン語の添乗のため、車内で大声を張り上げて喋るには非常に難しい状況。話し合いの挙句、シエナに滞在する3時間の間にガブリはフィレンツェにとんぼ帰りしてバスを交換するべく私達を降車させるとすぐにバスの車庫へ向かった。
その間、私達はシエナを観光し昼食をとる。この日は肉が食べたかったので牛肉のタリアータにした。私はもっとレアでもいいのになと思いながらモグモグ食べた。結局何を食べたいか決めるのが面倒の時はテッパンのこのメニューに落ち着くことが多い。それかサーモンだな。
そしてこちらがブチ切れ後のエヴァ。彼女はベネズエラ人だ。去年から同僚になった。家族や子供たちのことを話す仲良し姉さん。ランチの時間は私たちの憩いの時間で、ガブリの文句を言ったり、バスが戻ってきたか連絡するもガブリが応答しないことにイライラしたり、エヴァはヒヤヒヤしてるよう。多分完璧主義なのかな?『なるようになれ』で私は考えちゃうけど、真面目なんだよ、エヴァは。でも責任感があって気が合う一人です。
『ブログにエヴァ載せるよ!』と言うと、『やっちゃえ〜』だって。次回報告しとこっと。
さて、やってきた新たなバスは
FLIXBUS。同じバス会社の中遠距離バスを持ってきた。通常は使わないこのバスに乗ることに。フリックスバスはヨーロッパあちこちに行ける。地続きだからパリやプラハにもこのバスでフィレンツェからも行けるのさ。いつか使いたいなと思っていたのにシエナという極めて近い場所で初体験するとは思わなんだ。各席に電源がついていて、携帯電話の充電も可能。暇な時どっかいきたいなぁって、席前にある網状の物入れのパンフレットに目を通したりして。
そんなこんなで再びフィレンツェのモンテルンゴ広場へ戻ってきた。満月の風景を見て『今日も一日終わったぁ』と安堵。
こういう日本では味わえないサプライズも含め、イタリア生活は楽しいものです。
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