みなさん、こんばんは
もう何度も言いたくないんです。聞きたくもないと思います。
でも、凄く暑いんです。よくこちらで話に出る、『あなたは暑がり?寒がり?』と言った会話の時は、私は決まって『暑がり』と言う。寒い日は着込めば済む話だが、暑い日はどんなに薄着になっても限界がある。こういう時、イタリア人は現実逃避に海へ行く。ひたすら泳ぐ人、寝る人、本を読む人、喋る人。しかし人によっては海派とプール派に分かれる。
さらに山派も意外と多く、木陰でのんびりしたり、バーベキューをしたり。
この時期になると、夏休みはどこで過ごすかという話で盛り上がる。イタリア南部からフィレンツェに住んでいる人たちは実家に帰ることが多い。そこで美しい海、魚介を堪能する。豪華にサルデーニャ島のバカンスを楽しむとか、逆にトスカーナの海で日帰りで夏を楽しむとか。
海の近くのアパートを数ヶ月だけ友人同士で借りて、各自が好きな時に利用すると宿泊代、食事代も安価に住むし、こういう『安く楽しむ余暇の過ごし方』を私はこっちに来て知った。決してお金をかける=幸せという訳ではない。
そんな私の暑さからの現実逃避と言うほどではないが、人生設計を考えることが楽しみになっている。当面は幾つくらいからセミリタイアしようかなと。私は仕事が大好きなので、あまりバカンスには興味がなく、今年もバリバリ働くつもりだ。私のガイド友人たちは、スペインやメキシコに行くらしい。ガイド仲間はガッツリ働いて、ガッツリ休むメリハリのある人生を送る人が多い。いわゆる欧米型。
私のセミリタイア計画は約2年ほど前からうっすらと考え始め、今年に入って本格的に紙にまとめたり金銭的な数字を弾き出したりしている。はて、これからイタリアにいるのか日本に帰るのかとか。あー、日本って選択肢ないか…とか。そんなの考えているのが楽しいって安い人間だけど楽しいんだから仕方がない。
ま、私の人生設計はどうでもいいとして、一番言いたかったことがラストのおまけみたいになってしまった。今週の金曜日、フィレンツェは泣きたくなるほど熱くなります。38度。日本人のお客様は、『日本に比べれば過ごしやすい』『湿度がこっちは少ないから』と余裕のお返事を頂くが、そんな日本の梅雨や夏の暑さを十何年も経験していない私には何の慰めにもならない。暑さ寒さはこっちの都合お構いなくやって来る訳で、なら嫌だ嫌だと思わずにそれさえも楽しむことにしよう。あ、こちらに来る際はどうぞ脱水症状を起こさないように水分はしっかり取ろうね。
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