みなさん、こんばんは
2018年10月から11月にかけて記事にした、私のチンクエテッレ旅行最悪の天候を時系列でご覧いただいた時の話がこれ。
2019年5月にかけて記事にした、天気は良かったものの電車のストライキで私たちが催行したイレギュラーなチンクエテッレの旅の話がこちら。
と言ったように、旅行というのは必ずしも天気がいいとか、ストライキに必ず遭わないとかは言えないもの。だから、美しいチンクエテッレばかりを紹介することもできない。こんな日もあるんだ、こういう日に旅行したらどうすればいいのだろう?などの参考にして頂きたいと思い、今日のチンクエテッレのお話をしようと思う。今日のリグーリア州は結構な悪天候で、止むようには決して思えない強い雨が朝から続いていた。私たちはフィレンツェからいつも通り、高速道路でラ・スペツィアに入り、チンクエテッレへ。マナローラにバスで入る前に、シティタックスの為に一度バスが停まるのだが、いつもそこにいる係員がいない。つまりそれはマナローラに入れないを意味している。当然だがUターンしてラ・スペツィアに戻ることになった。
窓から見えるラ・スペツィアの港の風景は雨でよく見えない。本当に嫌〜な予感がする。天気予報を何度見ても雨マークがどの時間帯も居座っている。100%の降雨率って腹を括れって事なのだろう。それでも見事に外れるイタリアの天気予報に淡い期待をするが、分厚い雨雲は消えそうにない。
馬鹿馬鹿しい時間をかけて再びラ・スペツィアの電車の駅にやってきた。今日はここからのスタートになる。チンクエテッレは大雨に弱い。国立公園になっているので、インフォメーションで『行っちゃダメ』と言われたら、私たちも強行突破するわけにいかないので、今回は2番目に訪れるはずだったヴェルナッツァまで電車で向かうことにした。
電車の切符は通常通りに動く内容で人数分会社が購入済みのチケットがある。ところがチケットには日付と出発&到着の駅が刻印されている。チンクエテッレ内の駅は距離如何に関わらず値段は統一されているが、今回はラ・スペツィア中央駅からヴェルナッツァ駅になる為その変更が必要だった。マナローラにバスで入れない事実を説明し、チケットの窓口で交渉の上、無事切符の上に一筆書いてもらって有効の券にしてもらった。これがあるのと無いのでは全く違う。今回は2台口だったので140名のお客様が参加されている。一人5ユーロの切符が全員で700ユーロ。これを買い直すことは多くの出費が会社への負担になるからだ。
マナローラの猫が見れないのは悲しい。でもニャンコだってこんな日だから昼寝をしているとも思えない。どう思おうが私たちがマナローラに行くことはない。ヴェルナッツァまでやって来た。ここでの滞在時間は1時間40分。みんながどう時間を過ごすのか心配だが、一応フリータイムに突入した。私はいつもならウニと小魚たちに挨拶に行くが、寒いわ大雨だわ強風だわでサッサと同僚たちとバールで過ごすことにした。
今日の同僚たち。アルフォンソは今日の天気が一応寒いと理解していた。スタニズラバは寒いだろうとは思っていたが、『サンダルが好きだから』と意外と軽装&サンダルの出で立ち。ガブリエルはさすがブラジル人だ。天気予報も見ずに海水浴満々の格好と用意をしていた。当然寒くてしょうがない。半袖の腕に海水浴の時に必要と思って持って来ていたタオルなどを巻き付け、寒さを凌ごうとしていたので『手伝うよ』と私が。
何とか巻いて笑顔のガブリ。やっぱり陽気な国から来ただけある。みんなで大笑いしながらあっという間に時間が過ぎた。今回は私が珍しく今日の装い大会の優勝者だ。ジャケットもちゃんと着ていたし、長靴も履いていたからね。最下位はガブリの圧勝。半袖半ズボンのサンダルって…朝のフィレンツェの天気を見てこうなるかね?さすが我が道をいつも行くガブリらしいチョンボである。でも笑ってる。そう、私たちは天気にかかわらず旅を楽しむことを知っているプロと言っていいと思う。どんな天気でも旅の笑顔は忘れない。
次のモンテロッソまで電車で移動。今日はパラソルゼロの寂しい風景。これはこれでこの時期レアなのよ。確かに海水浴を楽しみにしていた人たちも多かったと思う。けど、天候には逆らえない。残念がる時間より、楽しくその時間を過ごす方がよっぽど有意義だ。さて、ランチに行くぞ。
私は魚介のサラダと、
お魚のグリルにした。ガブリと一緒に注文したフライドポテトはパスタが来るのが遅かった為、全部彼が食べてしまった。体が大きい分、お腹が減っていたんだね。いいよ、寒いからやけ食いしたかったんだな。
そんな後半戦は明日。今日、私たちがこの悪天候をどう楽しんだか乞うご期待。
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