みなさん、こんばんは
今日はサンジミニャーノに行ってきたよ。天気いい!っていうか…あっつー。暑い!歩いているだけでダラダラ汗をかく。水を飲む、汗をかくの構図がグルグル回る。それでも水は必要だ。
さて、ポデスタ宮殿の前にて。お!何か今夜やるんだな。演劇っぽい。夏はこのようなイベントが小さな町でも見受けられるイタリアです。はて、何だろうと思ったら…
あ、リゴレットだ。ジュゼッペ・ヴェルディのオペラ。1851年にヴェネツィアのフェニーチェ劇場で初演された傑作。ちょっと悲しいストーリー。
時は1500年代のマントヴァ。マントヴァ公爵は女好き。教会に度々現れる美しい娘に興味があったものの、その日、舞踏会で気になるチェプラーノ伯爵夫人を口説き落とした。チェプラーノ伯爵は夫人を探すが、それを道化師リゴレットが笑い者にした。さらにチェプラーノ伯爵夫人の実父であるモンテローネ伯爵が娘を辱められたと怒鳴り込む。さらにリゴレットはモンテローネ伯爵も笑い者にしようとしたところ、伯爵は呪いの言葉を投げかける。
その呪いの言葉を気にしつつ帰宅するリゴレット。殺し屋のスパラフチーレと出会う。
家には世間に内緒の美しい16歳の娘、ジルダがいる。ジルダは唯一教会に行くことだけ外出を許されていた。
そんなジルダがマントヴァ公爵の毒牙にかかる。公爵は自分の素性を隠して、二人は愛し合う。公爵の家臣はジルダを騙して誘拐をした。リゴレットはこれこそがあの時の呪いだと知って気絶する。
ジルダはマントヴァ公爵が貧しい学生でないことを知る。娘の奪還にやってきたリゴレットに対し、ジルダは公爵への変わらぬ愛を伝える。
リゴレットは殺し屋のスパラフチーレに公爵の暗殺を依頼する。
スパラフチーレの妹のマッダレーナはマントヴァ公爵を口説く。ところがマッダレーナもマントヴァ公爵に恋をしてしまう。兄のスパラフチーレに公爵暗殺を止めるよう懇願する。そんな話を偶然聞いてしまったジルダは自分が公爵の身代わりになることを決意した。
身代わりになったジルダはリゴレットの手の中で天に召される。
こんな昼ドラ顔負けのドロドロしたオペラを夏のクソ暑い夜にポデスタ宮殿前で今頃誰かが見ているのだろう。リゴレットというタイトルなのに、メインはマントヴァ公爵で、あのルチアーノ・パヴァロッティも演じた。私にとってオペラというのは今回は話さないが非常に縁遠い芸術であるが、好きな人は本当に多いような気がする。イタリアには安価で気軽に楽しめるオペラが非常に多い。夏のイタリアに来る方はあらすじを頭に入れて参加してみることをお勧めする。
人に勧めつつ、私自体は無縁の世界。再びサン・ジョヴァンニ門に戻ってくる。
この近くにあるバール&レストランは蚊が多いが景色は抜群だ。
のんびり冷たい飲み物をいただいて、今日の仕事終わり〜♪
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