みなさん、こんばんは
日本の夏の風物詩。
扇風機、うちわ、風鈴、素麺、冷やし中華、プール、盆踊り、蝉、浴衣、ラジオ体操、海水浴、蚊、あなたの知らない世界。
…やっぱり変なところで時が止まってるんだよね。オンタイムで日本に住んでいる人とは違う言葉かもね。一々昭和で古いんだよな。
個人的な夏の風物詩では、母の実家の地域は麦茶に砂糖を入れて飲む習慣があり、子供ながらにぶったまげた記憶がある。無論私は砂糖なしの麦茶で育って来たので、一体どちらが正解か悩んでしまった。子供なんて暇なもんだ。
今年流行りの食べ物や飲み物、テーマパークなど流行が激しく変わる日本と違ってイタリアは安定して風物詩は変わらない気がする。よって今年はこれ!と
言ったものもないような気がする。私が単に無頓着になったのかもしれないが…
イタリア夏の風物詩。
日焼け、一個10キロ級のスイカ、テレビが映画の再放送、テレビがドラマの再放送、ラジオがDJ『少』・音楽『多』の確率。パンツァネッラ、お父さんと一緒に出勤する子供達。
そんな私の夏はチンクエテッレと共にある。私は甘いものが得意ではないのだが、この飲み物は嫌いではない。夏に何回かお世話になる。
グラニータ。私にとっては昔よく頂いた『アイシー』とほぼ同じものなのだが、私が住んでいた地域のものなのか、時代のせいなのか、ほぼ日本人のお客様に通じないワードとなっている。てっきり全国レベルの飲み物だと思っていたので、こちらでガイドの仕事をし始めてから意外な結果に軽いショックを受けたものだ。アイシーはきめ細かいシャリシャリした半分凍った冷たい飲み物で、いろんな味があった。イタリアのグラニータも同じくいろんな味がある。チンクエテッレではレモンのグラニータを試してもらいたい。初め地元のレモン果汁をぎゅっと絞った後に、レモンのグラニータをカップに入れるので、よくかき混ぜて飲むと暑い夏も乗り越えられる。
所は変わってシエナではこれを飲む。
ここのカフェではコーヒーのグラニータが夏に登場する。ガイディングを終えて一人でドゥオモからレストランに向かう途中の抜群の場所にある。暑いし疲れてちょっと水分が欲しいなと思うと必ずこの前を通る、罪な店である。
ここはコーヒーのグラニータとミルク入りのコーヒーグラニータの二種類がある。ちなみに画面左にあるコーヒークリームっちゅうのはもっとふんわりした飲み物でシャリシャリ感はない。
グラニータそのものはカキ氷のように頭ツーンがないのが嬉しい。ま、あのツーンの感覚も懐かしいけど、それに比べるとグラニータは心地よく真夏の喉を通過して涼しさが体を通り抜ける飲み物だ。そんなのも一瞬なのが残念。夏はまだまだ続く。
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