みなさん、こんばんは
私が昨日チンクエテッレに行っていたことはお話済みですが、8月16日に行われたシエナのアレについてお話しします。
そう、シエナは昨日、大事な伝統的競馬パリオが行われていたんです。
チンクエテッレからフィレンツェに戻る途中、バスの中で同僚とその話になって、
『今、連絡来たよ。どうやら勝ったのは『cavallo scosso』だったらしいぞ』
へぇ、そいつは見ものだ!カヴァッロ・スコッソというのはジョッキーのいない、つまりジョッキーが落馬していない状態のこと。ムチでお尻ペンペンしながら走る馬より、背中は軽いかもしれないけどたった一頭で走る状態がなんだか不思議に頼もしく、そして優勝してしまうという愉快さ。ま、私はどのコントラーダ(地区)のファンって訳ではないから、一般論で楽しんでしまうが実際今年の7月2日のパリオは物足りなかったのである。
よって、荒れに荒れまくった去年の臨時パリオ(10月20日)が俄然直近の私のヒットだった。その際もカヴァッロ・スコッソが優勝した。実はその際のお馬さんが今回も優勝したというおまけのエピソードまでついてくる。
とりあえず見ていただこうかな。短いからよーくご覧あれ。
これは2018年10月20日に行われたパリオ。
↑タルトゥーカ(カメさんチーム)のコントラーダが優勝した時。お馬さんの鼻筋が白いからわかりやすい。沢山のカヴァッロ・スコッソが起きての大波乱。見応えは十分だった。
続いてこれも以前紹介したが、2019年7月2日に行われたパリオ。
↑ジラッファ(キリンさんチーム)のコントラーダが優勝。綺麗にまとまっていた感じもするが、前回がアレだったから物足りなく感じたのは素人の私の感想。
そして昨日のパリオ。
↑どうでしょうか?何かドラマのようなドキドキ感がありません?ちなみにセルヴァ(森さんチーム)のコントラーダが優勝。そして前々回のお馬さんが2度目の優勝を果たした。
いざパリオが始まって、
順調に進んでいたのに…
あー!森さんチームのまさかの落馬!!!どうなる!?
しかし森さんチームのお馬さん頑張る!負けない!でイモムシさんチームと最後まで争ってタッチの差で優勝。
この昨日のパリオは実は今日の市場でも盛り上がって話していたけど、さすがフィレンツェ人の会話だ。優勝したのがカヴァッロ・スコッソだったことは知っていたのに…
どこのコントラーダが優勝したのか、誰も知らないという。やれやれなんだけど、現実はこんなものです。
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