みなさん、こんばんは
この前、日本の母のところに電話をした。出来るだけ私は母と話す時間があれば電話する。ところが去年にも話をしたことがあったが、いつも使っていた国際テレホンカードがなくなり、別の会社に替えてはいたが、とうとうどのお店でも扱っているところがなくなってしまった。
すっかり困っていたところまでは話した。そこでこの記事を見たみなさんからいろんなアドバイスを頂き、本当にありがたかった。でも、母にさて、スカイプなどができるのだろうかと、いやできないだろうと思っていた。できないなら私ができることをするまでと、打ち出し式のテレホンカードならまだ存在するのでそれを使って騙し騙し毎日を過ごしていた。
なぜそんなおどろおどろしい言い方をしたのかと言うと、打ち出し式のテレホンカードの何て質の悪いこと。5ユーロでカードを買う。パスワードを入れた後、残高のアナウンスがある。私は大抵使い切りだから5ユーロと言われるのだ。さらに相手先の電話番号を押せば、何分喋られるのかを教えてくれる。通常は120〜125分とか言われるのだが、その時間喋れた試しがない。60分も話すと自動的に切れてしまうのだ。すっかりそれに慣れたうちの母。話が盛り上がっているときにプツンと切れる。掛け直すほど重要な話もしていないので結局そのままで終わる。恐らく母も同じ気持ちで私との会話を楽しんでいることだろう。
悪質なそのテレホンカードで話した先週は最悪だった。母との電話が30秒から1分くらいでブチっと切れてしまうのだ。流石にこの時は何度も母に掛け直したのだが、母も参ってしまったようで彼女なりにちょっと思うところがあったらしい。
母がとうとうLINEをやると言い出したのだ。『なーんだ』と思った方、とんでもないです。
私もなかなかのアナログだが、母はそのさらに上を、亡くなった父はもっと上手を行くのだ。今年で喜寿になった母にとってはエベレストに登るような、紅白歌合戦の大トリを務めるような気分に違いない。父は昭和16年生まれだったが、携帯電話もろくに使えなかったし自分のをとうとう持たなかった。電化製品に至っては電子レンジの温めるボタン一つ押すことを覚えた時、家族全員で喜んだものだ。いや、父の場合は様子が違うかな?なんせ『昭和のお父さん』である。男子たるもの台所に立つべからずがそうさせたのかもしれない。いずれにしてもあの桜田元五輪相など父に比べたらはるかになんでもできる。
さて、母の挑戦はどうなることやら。
ブログランキングに参加しております。下の応援クリック2つともして頂けたらありがたいです。