みなさん、こんばんは
はーい。今日もチンクエテッレに行ってきました。昨日の悪天候を考えると気が重かった。
昨日の予報ではバッチリ雨だったのですが、なんとか傘を差す事なく過ごせた。
さて、今日も昨日も私は同僚のフェデリーカと二人っきりでのお仕事だった。
彼女はここの会社でも一番長い同僚のうちの一人で、この二日間は実は感慨深く一緒に仕事をした。
新たな一歩を進むために彼女から何かと相談を受けていた。今となってもその相談の本意はよくわからない。わからないが悩んでいるんだろうと思った。そういう時は私の性格上あまりグイグイ根掘り葉掘り訊くことは無い。先方が打ち明けた際に一緒に気持ちを分かち合うくらい。
そこで今日が最後の彼女の添乗となった。最後の二日間が不思議なもので私と二人だけとは…
昨日は大雨などもあり、まったりできなかったのだが、今日はお昼のランチあたりからちょっとしみじみとしてしまった。
『最後のランチだね』
…フェデの顔がなんだか寂しそう。自分が決めた事に悩みというより、新しい世界に挑む怯えのようなものを感じる。そうは言っても二児の母。ちょいちょい子供に電話して『宿題やってから外に出るのよ!』と喝を入れる。母は強いんだ。自分が持つ不安要素を微塵とも子供には見せない強さがそこにあった。
レストランで作ってもらったメニューには無いお料理。イカとグリンピースとジャガイモのなんか。美味しい!美味しいねって言いながらワインと一緒に食べる。
この仕事、フットワークが軽い人が多くて、私などは情けない限りだけど…それぞれの決めた道があるもんなぁ。食後にこれまた最後の砂浜で過ごす。
フェデは大好きな自撮りに夢中で、私は砂浜で昼寝をした。フィレンツェに帰った後、強くハグをしてしばしのお別れ。
恐らく私は会えない時間は連絡を取らないだろう。そういうタイプでは無いから。決して嫌いな訳でも無いのに用事もなく、また誰彼構わず連絡を取り合うことが苦手。自宅に歩いて帰る途中、これまた久しぶりの昔の同僚のメキシコ人に偶然会った。すっかり大きくなった娘を連れた彼女と近況を話しながら歩く。私が家を買ったことも知らないってことは5年以上は会っていないってことか。昔の私の住所を思い出して『ナギの家でお寿司作ってくれたよねー』なんて言う。その住所を聞いて十何年も前のことだと知り、相当会っていなかったんだと知った。
それでも会わない時間の長さと人の距離って比例しないんだって思った。
どこかでみんな頑張ってるんだ。フェデ、Bocca al lupo!!!!!
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