みなさん、こんばんは
キャンティ地方のワイナリーに行ってきました。これについては特に関係ある話ではないが、まぁお付き合いください。
同僚のナポリ人、ダリオから連絡が来る。いつダリオが訪れたのか知らないが、このワイナリーに忘れ物をしたから取ってきてくれと言う。えー、忘れ物したんだ。よしよし、わかったよって。
頼まれた忘れ物は上着だった。こんなもの忘れるんだと思ったが、実際忘れているんだからそうなのだろう。フィレンツェに戻る私たちのバスを傘を差しながら待つダリオに会えた。ダリオはポケットの中を確認してホッとしたみたい。2日前に訪れたワイナリーでお客様と話が夢中になって忘れたんだと。いつも手ぶらで歩く彼らしく、ポケットには財布も携帯電話も入っていて…
『携帯電話無くって困らなかった?』と当たり前の質問をした。きょうび、スマホが無いと仕事にもプライベートにも差し支えがあるんじゃないかと思ったら、呑気な声でこう返された。
『全然♪俺、Facebookとかもやらないし。スマホがないとそわそわする人もいるだろうけど、俺には別に大したことないさ』
…か、かっこいい!男はこれくらいデーンとしていると気持ちがいい。先週はこれまた同僚のフランチェスコがバスの中に忘れ物をしているのを私が気づいて連絡したら、バスのナンバーを送ってくれと。そのうちどっかで受け取るからとの返事が。そうなんです。ガイドが忘れ物をしないとは限らない。私もいつだったっけな…?パワーバンクをバスに忘れて、捨てちゃったか誰かが持って帰ったんだろうと新しいの買った途端に同僚から『ここにあるよ』との連絡が来た。結果数日後にそのバスに市場に行く前に取りに行ったことがある。
そんな私の情報はダリオに伝えず、
『気をつけなよ!』と偉そうに忠告する私。
ダリオはその喋りまくって上着を忘れた時のお客さんと忘れた話をした時に『私は旦那を忘れたことがある』と言われて変な空気になったんだと。
ふと思い出した。ずいぶん前の記事にしたことがあるような…
オーストラリアのイケア。子供を預かってくれるキッズコーナーじゃなく旦那コーナーがあると言う話。買い物に付き合いの悪いオーストラリア人の旦那のために旦那コーナーがあり、奥さんがショッピングが終了した段階で合流できるサーヴィス。ところが奥さんはすっかり忘れて車を運転し、旦那を忘れて自宅に帰って気付くこともあるらしい。オージーってこんなんなんだな。面白い。
イタリアではこのサーヴィスは機能しないだろうな。女性の下着売り場だって恥ずかしがることなく旦那さんはガッツリ付き合う人も多い。イケアに一緒に行っている時点で共にお買い物を楽しむだろう。そうでなければ付き合って行くこともないだろうし。
大昔に自分が作ったツアーでヴィチェンツァのバールに携帯電話を忘れて、その後に訪れたヴェネツィアで慌てて買ったことがある私。冷静にいろいろ考えると結構私も忘れ物が多いことが判明した。絶対この件については私は誰も説教できる立場ではない。それでも忘れ物には気をつけようと思うのです。特に観光客の方々は簡単に戻れる行程を組んでいる方ばかりではないだろうし。次回ダリオと仕事をしたら、正直に自分のバカさ加減をちゃんとカミングアウトしようと覚悟を決めています。チャンチャン♪
※2019年初物オリーブオイルのご注文はこちらまでどうぞ♪
ブログランキングに参加しております。下の応援クリック2つともして頂けたらありがたいです。