みなさん、こんばんは
ピサでーす。今日はピサに行って来ました。
大きな雨にはならなくて降ったり止んだりしていたけど、結論いい日でした。私はお客様方が斜塔に上ってフリータイムを楽しんでいる間にドゥオモに入って来ました。狙いはプレゼーペ。意外なんですが、私はピサのプレゼーペを見た事がなかったんです。
プレゼーぺとは12月25日にクリスマスがある訳だけど、その景色やその後の公現祭(1月6日)の模様を人形や模型などで表したもの。主に12月8日の祝日(無原罪のお宿り)に教会や各家庭で飾られ始めるのですが、今日のガイドのクラウディアに聞くと『置いているだろうけど、布が被せられているかも』との事。確かにそうかもしれないが、一応確かめたい。
夕方の暗くなりかけた時間にここを訪れるとライトアップされていて美しい内部。私はシエナもフィレンツェも内部の案内をするのが好きだけど、ピサも大好き。話したい事、たくさんあるんですよ。
お目当てのプレゼーペは入り口から入って後陣に向かい、主祭壇右翼に行けば出会えます。嬉しい!もう飾っていた。色のあるライトで幻想的に描かれているんだ、ピサのプレゼーペ。ちょうどピサの守護聖人である聖ラニエリの棺の前に鎮座していた。真ん中に聖墓マリアらが幼子キリストが寝ているであろう場所を囲む形でこれは一般的。当然キリストはまだ登場していない。彼の出番は勿論クリスマスまでお預け。
月と共に輝く星を見て東に居た三人の賢者(博士)が西のベツレヘムに神の子キリストが生まれたことを知る。このお話こそが東方三博士の礼拝でエピファニアとも言われる1月6日の祝日(公現祭)となる。
三人の賢者はそれぞれ幼子キリストに捧げるプレゼントをそれぞれ持って行った。このプレゼーペを見ながらキリスト誕生を祝うお話を子供たちに大人が諭すのだろう。そう、イタリアではクリスマスは宗教的な意味合いがある一年で一番重要な日。ボケーっと私はこの風景を拝んできたのです。
ドゥオモを出ると目の前に見える洗礼堂はガイドのクラウディアが洗礼を受けた場所でもある。生まれて6ヶ月ほどで他の子供たちと一緒に洗礼式をしたそう。かつてガリレオ・ガリレイも洗礼を受けた由緒ある洗礼堂でキリスト教徒になった訳だが、ピサ人である彼女にも自慢の行事だったと言う。『ここでやるって結構お金もかかるよね』という下世話な質問をしたら、苦笑いしていた。だろうな。日暮れの洗礼堂も美しい。年末年始に来られる方はドゥオモも覗いてみるとイタリアのクリスマスを感じる事ができます。
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