みなさん、こんばんは
中央市場でーす。昨日に引き続き寒いのなんのって。氷点下スタートって…気温は上がらないが雨降らず、それでも風が無いのはありがたい。店ではインド系シンガポール人家族のお高いワイン発送をお手伝い。空輸とは言え、この時期だからクリスマスは厳しいかもと正直に話して、了承頂きながら。いつも思うが、イタリア来てワインを日本人が勧める形で買っていくってすごくないかな?日本でイタリア人店員が日本酒を選んで勧めるようなものだ。こういう時は私を信じてくれてお財布を開いてくれたんだって感動する。勿論日本人のお客様もありがたい。服やバッグと違って味を確かめながら買う訳ではないのだから、希望の味に近づけるようにお手伝いする食材を扱うワインはどうしても慎重になる。
そんな一仕事している時に、ステファノが声を掛けてきた。
『今日はボッリートだ!』
余りの寒さにピリッとペペロンチーノを効かせた牛肉を香味野菜で茹でた牛肉のパニーニが食べたいのだという。私は土曜のランチにあまり口出しした事はない。ボッリートは私も好きだし大喜びなのだが、私は大晦日のランチはベアトリーチェのボッリートと決めている。この時だけは私もランチに口を出すのだが、さすがに何年もこの年越しボッリートを験担ぎしていることを知っているステファノは『わかっているよ』と返事した。今年もそうありたいと思いながらアリエント通りのベアの屋台に顔を出した。いつものランチの時間よりちょっと早い午後1時ごろ。みんな考える事は同じだから混雑が予想される時間より早めに買いに行った訳。思ったより人が少なくてよかった。みなさんもこのパニーニを食べたいなら13時より前に買いに行ったほうがいい。新しいお兄ちゃんがアルバイトで働いていたが、私はベアが作ってくれるボッリートが好きなので彼女の手が空くのを待った。
これがいつものボッリートのパニーニ。年の最後のランチは毎年これであるが、何度食べたってちっとも飽きない。サンタクローチェ教会広場のクリスマスマーケットで食べたハッシュブラウンもこれと同じ4ユーロ。比べてはいけないが、これの方が愛情があって食べ応えもある。
『Bagnato bagnato! Anche sopra e sotto!!』と念を押す。
ロゼッタと呼ばれるパンはわりかし硬いパン。だから茹で汁に浸してパンを柔らかくしてパニーニを作ってもらう。無駄口の合間に注文すると悪気も無く忘れられてしまうのでちょいちょいそれを確認しながら。
今日のパニーニはパンチが効いている辛さ!でも抜群の安定感ある美味しさ。この屋台はやっぱりフィレンツェでナンバーワンだ。いつかしれーっとベアが屋台を辞める前にこのレシピを教えてもらうんだ。
そんな長い土曜日の市場も17時に閉まる頃。店のスタッフが市場の開場時間がおかしなことになっていると助言してきた。慌てて入り口に貼られた紙を確認に行く。ま、まじか!?
12月23日の閉場時間が言われていたものと違っていた。本当にこの中央市場協会はどうなってるんだろうね?毎回いくらおたくらに払っていると思っているんだと思いながら、すぐにブログでお伝えしていた年末年始のオープン時間を変更した。
そして今週も終わった。
市場は来週、再来週の日曜日もオープンします。これから不備の無いよう、リンクを貼り続けますので、市場の不規則な時間割を確認して是非ご来場くださいませ。
※2019~20年:年末年始 中央市場地上階のオープン時間はこちらから。 ※フリジョナイア、ディヴァイラのオリーブオイル発送はこちらで、サンレオのオリーブオイルはこちらでチェックしてね。
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