みなさん、こんばんは
中央市場でーす。いやぁ、客いねー。全然いねー。
なぜかと言うと、イタリア人はクリスマスプレゼントを吟味している最中の時期で、最終的に市場にやってくるのは12月24日。生鮮などはギリギリに購入するため、それに合わせてワインなども市場で一緒に買うつもりだから市場がガランとしているのだ。市場の最終決戦は一週間後のイヴとなる。
さて、昨日もちょっと話しましたが、銀行から『金借りて〜』のメールが来て、今日は同じ銀行から『クレジットカード作れば〇〇が当たる!』てなメールが。この現代で珍しいのですが、私はクレジットカードを持っていないんです。日本のは持っているんだけど、そもそもクレジットカードが嫌いなので使う事はほぼ無し。10年も経ったら私は天然記念物だな。もしどうしても使いたい時はいつもの友人のを貸してもらい、現金をすぐ渡す方法で乗り越えてきた。
バンコマット(デビットカードみたいなもん)は持っている。でも一回も使ったことがない。とにかくカードで支払いをするのが嫌なのだ。これは何十年も培われたものだからいきなりカード人間になる事はとっても難しい。日本人のお客様にはよく『ポイントが…』などとカード払いの推奨の指南を受けるのだが、全く乗り気にならない。ポイントカードなるものも一枚も持っていないし、マイレージもちっとも興味がない。彼らに言わせると私は知らない間に恐らく損をしているのだろう。でも知らないのだから痛くも痒くもない。
6年間海外生活をして日本に完全帰国した友人がいる。彼は海外勤務になった際に日本のカードを解約していた。9ヶ月前からちゃんと外資系企業に転職し、結構な年収もある。その友人が未だに日本でクレジットカードの審査に落ち続けている。年会費無料みたいなものでも全く無理なんだと。父が無くなってから母は初めてクレジットカードを作ったが、年金生活の母でさえ作れたのだ。友人は職も住居もあるのにそれでも審査に受からない。
友人は『日本って冷たい…』と嘆いていた。かわいそうに…
『私がもし日本に完全帰国したらどうなるだろう?』と言ったら『大変なことになるよ』と返された。これはいよいよ私が今持っている日本のクレジットカードは解約すべきではないなと思うのだ。それでも私のようなフリーランスでプラプラ生きていてもイタリアではクレジットカードは作れるのだろう。
このカード嫌いは母の影響だと確信している。しかし母に言わせると『都合の悪い時だけ私のせいにして』とぶつぶつ言う。決して母の悪口を言っている訳ではなくて、私は母の考え方が擦り込まれた結果だと思っている。しかもいい意味で。そんな母のように私も70歳代になってからカードやスマホ決済デビューするのだろうか?遠いなぁ、25年後かぁ…(笑
※2019~20年:年末年始 中央市場地上階のオープン時間はこちらから。
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