みなさん、こんばんは
中央市場でーす。連休が終わり、クリスマスも終わり、たった二日間だけだったのに久しぶりの市場って感じるのは何故だろう?恐らくずっと7時〜17時の長時間労働が連続していてその後の二日間オフだったから変な感じになっちゃったんだね。しかも久しぶりの8時間労働は意外に短く感じた。不思議なもんだ。年末年始にかけて天気は良いようだが、とにかくメチャクチャ寒い。防寒しっかりして町歩きを楽しんでください。カイロも必要よ。
さて、断捨離マンスの今月は日頃開けることのない箱を整理したりして何か捨てるもんないかなと自宅で物色中の私ですが、懐かしいものが出てきた。私の思い出と共に紹介させてください。これはフィレンツェ大学のメンサ(学食)で使う学生証です。まだ20歳代ギリギリの私の笑顔があった。私は2003年から2005年の2年間、フィレンツェ大学の外国人文化センターというところでお勉強していました。何故そこでイタリア語を勉強することになったのかと言うと学費が一番安かったから。最初の一年間は真面目に勉強して、2005年の1月には市場で働くようになったので2年目は学費だけ払って全く行っていませんでした。会社員時代に貯めたお金を切り崩す毎日でいつまで貯金に頼って生活することになるかわからない状況、親のスネをかじる年齢でもなかったので追い詰めて貧乏生活していました。その中で唯一の楽しみがメンサだったような覚えがあります。フィレンツェ大学は総合大学だからフィレンツェのあちこちにキャンパスがあり、私のお気に入りは経済学部のメンサだった。学校が終わると友人達とメンサに行って3ユーロくらいでフルコースが食べれるありがたいシステムで、その時だけは外食するような立場でもなかったけど自分にご褒美と思って楽しんでいました。
外国人文化センターの特典として午前中のイタリア語が終わると午後から文化を学ぶコースが希望で受けられること。歴史、美術、建築、オペラなどどんだけ受講しても無料だった。フィレンツェ大学の教授が教えてくれるので話は的確だったし希望すれば受講後の試験を受けると証書もいただける。休日にはジータ(小旅行)も格安で開催してくれていろんな町にも行った。
そんな良いところだらけだった学生生活、当時は春季、秋季、冬期のコースが400ユーロ、夏季は250ユーロだったので、年間1450ユーロで大いに勉強できた。もしかしたら春秋冬は450ユーロだったかもしれない。それにしたって年間1600ユーロだ。当時はフィレンツェ郊外のリフレディという地区にあるヴィッラがキャンパスだった。歴史ある建物の中で勉強できたのも懐かしい。当時の写真などが全く残っていないので、これは取っておこうと思った。
そんな外国人文化センターが未だに残っていることを大学のサイトで確認できた。現在は春秋冬が800ユーロで夏は650ユーロという学費の設定のようだ。年間3050ユーロと大分値上がりはしたものの、あの時があったから今の自分がいるんだなと想いは尽きない。私のイタリア生活の原点にある時代の笑顔。あの頃は市場に店を持ちながら夢のガイドさんになれた事など想像ができたのかしら?満足していると良いんだけど、な。
※2019~20年:年末年始 中央市場地上階のオープン時間はこちらから。
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