みなさん、こんばんは
ピサでーす。今日はピサに行ってきました。一ヶ月ぶりにピサガイドのラウラとお仕事する。斜塔のある奇跡の広場は殆どのピサガイドさん達が常駐して団体もしくは個人観光客に対応している。だから他の街とは仕事の仕方が全く違う。団体客に至っては多くがフィレンツェからバスでやってくるため、渋滞などで遅れたり、また予定より早く着いちゃったりするので大体ピサのガイドさんはグループで行動する。で、そのうち仕事中でないガイドさんが手伝ってくれる。ミートの場所まで行って、お客様迎えて、それが終わったらまた新しいお客様迎えてとガイドの無限ループに入る。結構ハードな感じもするが。
ラウラに聞いてみる。私はピサのガイドさんと仕事する時必ず一つは質問することにしている。常にピサの情報、どうでもいい質問でも絶対するのだ。その時に意味のない質問でもいつか役に立つこともあるのだ。それらをインプットしてここぞと言う時にアウトプットすると効果的なんだな。
『ラウラは過去、一日最高何回サーヴィスをしたことがあるの?』
例えばフィレンツェで市内観光の仕事をするとまぁ最高2回だな。午前と午後。ラウラの回答はこれまたピサならではのものだった。
『7回』
スゲー!ちょっとこれはフィレンツェではありえないな。頭グルングルンだ。フィレンツェの年間観光客は優に1000万人を超えるが、ピサはこの広場だけで350万人を叩き出す。それはそれですごい。何が凄いってフィレンツェの場合はリピーターも多いけど、ピサは一度ないし二度くらいだと思うから。ラウラはランチも家に帰ることなく広場のバールでパニーニをかじって早朝から夕方まで働いたそう。
私も一度だけ何年か前の大晦日に一日4回ウフィツィ美術館のガイディングをした経験があった。ちょっと泣きたくなるくらいの出来事で、美術館に入っては出てを繰り返したため、美術館側のスタッフに笑われた。『お前、何やってんの?』って。そりゃ仕事でしょ。
そんなラウラはこの仕事に誇りを持っている。私も同じくである。
斜塔に上る人たちに一つ情報を。天気が良ければ斜塔の上から海が見えます。この方角で確認してね。
中世の頃はここから海まで5キロしかなかったけど、現在は10キロの距離にあります。その海はリヴォルノでーす。
また明日♪
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