みなさん、こんばんは
中央市場でーす。そう、昨夜フィレンツェに帰って来ました!ま、旧友たちにも会えたし、家族とも過ごせてのんびりすることができました。でもやっぱり日本は2週間が限界だな。丁度いい期間が2週間ですね。
さて、市場の店のラジオが朝からギャンギャン何を言っていたのかというと、『コロナウィルス』。昨日とうとうイタリアでも感染者が出ました。ローマを旅行中の中国人観光客2名。使ったとされるローマのホテルの部屋を封鎖した。イタリア政府は中国発着の全便を中止して、対応に追われている。
勿論私は日本に昨日までいたので、毎日のように報道されるこのウィルスのお勉強はできた気がする。そもそもは中国の初動対応が遅すぎたことが大きな原因の一つだけど、日本はオリンピックを控えているせいもあって、かなりナーバスな報道が多い。
ここからが私の一方的な意見なので適当に読んでもらえたら嬉しいです。
日本政府が武漢から日本人をチャーター機で本国に戻すことになって、最初は希望者に隔離された場所を用意するなどと言っていた。第一陣の約200名が戻って来て、感染に疑いのある人は病院へ、残りは千葉県勝沼のホテルを一棟借りる形での対応になった。そこで部屋数が足りずに相部屋になる人も出てしまい、『怒号が飛び交った』との報道があった際、え、そこで怒るんだ!と私の中では違和感があった。
そもそも彼らの受け入れをしたホテル側はすごいと思ったし、みんなが避けたい要望に応えたという点ではよくぞ対応したなと思ったので、それだけで有難いお話にも関わらず、武漢から帰って来た日本人の(すべての人がとは思わないが)怒りがそこにあったのは何故だろうと…
外国に住む日本人に日本政府はあまり無頓着なイメージが否めない私の感想が日々あったので、今回の日本政府の動きは珍しくよくやっているなと実感している。急なこととは言え、ここまでやってくれるんだって。でも、ここで怒っちゃうんだね。
例えば帰国した人たちを乗せるために用意された東都観光バス。日本でもずいぶん一緒にお仕事をしたバス会社だが、想像するにどこのバス会社も断ったお仕事だったのかもしれないが、結論このバス会社が搬送の受け入れをした。その運転手も怖かったに違いないのに勇気を出してお仕事している訳だ。そう言ったいろんな人の助けによって武漢にいた日本人の方々が大事にならないように力を合わせてくれている。私が直接関わっていたら同じように怒って厚生省の人たちにクレームをつけるのだろうか?少なくとも中国にいるより日本に戻って来た方々はある程度の安心感とか感じていておかしくない。
敢えて日本政府に文句をいうとすれば、これらチャーター機での日本帰国は希望者だと言う。人によってはすべての日本人を戻せない企業側の思惑もあるようだが、状況が状況なんだから希望者だけでなく完全帰国を命令するくらいしても良かったのではないか。命を落としてまで守る会社なんてない。その辺が日本人っぽくって真面目なんだとは思うが、私の考えが偏っているのだろうか?
2003年に起きたSARSではイタリアは数名の感染者がいて、死亡者はゼロだった。今回は流石にイタリアも危機感を感じている。相変わらずマスクをしているのはアジア人ばかりで私を含めマスクをしない住民や観光客がほとんどのイタリア。しばらくこのニュースはこちらでも大きく報道されることだろう。
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