みなさん、こんばんは
3月10日、フィレンツェ。
移動禁止の話が出て初日です。私は家にいました。あまりに通りに人がいないので、私は外出しました。私の家の前にある通りは歩行者天国で、通常沢山の人が行き来します。それがありえないくらい人が少ないのです。誰もいないのではなく、歩く人もいます。でも本当に少なくて…
覚えていますか?4日前の記事でも少ないですがまだドゥオモ広場は人がいたんです。これでも衝撃的だったんだけど、いたんです。
それが今日はこんなことに。
観光客が完全にいなくなった証拠です。バカコロナの起こした悪ふざけのせいでこの結果になった。
誰もいない訳ではない。しかし行き交う人の少なさは今まで見たことないもの。店も開いている、全部じゃないけど。
悲しくなる。今だけの辛抱と思って我慢するつもり。まっすぐ歩くのも大変な場所なのに。観光客の皆様はどうしているのだろうと気になる。
私はとうとう旅行会社や個人依頼の仕事も全部キャンセルになった。これは想定済みのことだったので驚きはしない。日本からは多数の友人知人からの激励の言葉が寄せられた。ここでお礼を申し上げたい。つながっている気持ちを嬉しく思っている。
市場には入らなかったけど、近くまで行くことにした。市場外で露店に働く知人に街中で会って、一緒に向かったのだ。1m離れるルールを彼女は守りつつ私と話をする。市場の中に入ることはしなかった。閉まっている自分の店を見ることは辛かったから。
露店を開けているところもあれば、
止めておこうってところも少なくない。これが今週末、来週、どうなるのか。変な話だがロム(Rom:ジンガリ=ジプシー)さえ歩いていない。観光客がいないから仕事にならないのだろう。盗む相手もいないのに歩いていても仕方のないものだ。ジプシーも休業と言うことになる。不謹慎にも『フィレンツェで映画を作るなら今だ』とつい思ってしまった。
日本は頑張っていると日本のメディアは言っている。しかし他の国だって頑張っている。これは世界規模の問題で、みんなで解決するべき事態になっている。爆発的な感染でなければいいのか。ズルズル続く感染状況も決していいとは思えない。いつかは収束するこの件から学んで次に起こらないように対抗策を考えるか、喉元すぎてしれーっと次に進んでしまう国なのか、その辺をちゃんと見ていきたい。
18時に保健省から発表される感染者数にはまた追記でお伝えします。
(追記)先ほど保健省が発表した3月10日、18時現在の数字です。
イタリアは8514人(前日比529人増)の感染者と631人(前日比168人増)の死亡者、1004人(前日比280人増)の快復者となっています。
ブログランキングに参加しております。下の応援クリック2つともして頂けたらありがたいです。