移動禁止令34日目、母からのメール

みなさん、こんばんは

家でーす。今日はイースターですね。とは言え、昨日と全く変わらない生活をしています。

今朝は母からのメールで始まった。

日本で一人暮らしする母は、地震で目が覚めたそうである。どうやら何とも言えない不安に襲われたそうで…

メールで遺書を送ってきた。

勿論、遺書としてどれほどの効力があるのか分からないが、どうした母ちゃん。

念のためお伝えすると、母は至って健康な年寄りで、何の持病もなければコロナに罹っている訳でもない。ただ、普通に考え込んじゃったんだな。

しかし不安を誘うコロナのニュースばかり見ていて、ちょっと心細くなってしまったのだろう。書いてあった文章は大体私が想像したもので、別に驚く内容では無かった。しかし、一人でそんなこと思っていて『もし何かあったら…伝えておかないと』と、母にしてはかなりの量の文章をスマホで一生懸命打ったのかと想像するだけで私は泣けてきた。

父は晩年、ただただ生きている状態で言葉も発せずにすーっと亡くなってしまったので、これと言った遺書がなかった。だから自分は形にして遺さないとと思ったのだろう。コロナは本当にバカだ。健康な人間も不安にさせて迷惑ったらありゃしない。失礼な話だが、母は現在のところ相当長生きするに違いない。しかし人生何があるか分からないから、葬式のこととか家のこととか親戚についてとかまぁ、事細かに送ってきたのだ。

私は母に連絡し、母は『読んだ？ねぇ、読んだ？？』と訊いてきた。私は『読んだよ。この遺書、想像通りだったよ』と答えた。

想像するに、母はちょっと不服そうだった。一体何が正解の答えだったのかは未だに分からない。そもそも母の死については父が亡くなってから何度もしてきたので、別に新しいことは書かれていなかったので驚かなかっただけだ。この手の話題にはうちの家族は結構オープンなのかもしれない。

なんだかんだで母も77歳である。今まで経験したことのない世界情勢に心折れそうになってしまったのかな。復活祭の日に亡くなることを考えていたニアミスを伝えようかと思ったが、恐らくピンとこないだろうから止めといた、って1日でした。

昨日の感染者数の画像ですが、どうしていつもと違っていたかと言うと、

保健省の画像が変な数字になっていたのね。私も驚いたよ、『んなバカな』と思いましたもん。仕方ないので保健省の別の画像を添付したんです。

今朝もう一度見るとちゃんとした数字になっていました。折角だから載せておきます。

そして本日がこちら。

保健省が発表した４月1２日、18時現在の数字です。

イタリアは総数156363人。

内訳：102253人の今現在の感染者（前日比1984人増）と19899人（前日比431人増）の死亡者、34211人（前日比1677人増）の快復者となっています。死亡者数が減ってきました。よし、明日も喜んで家にいるつもりです！

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