みなさん、こんばんは
家でーす。今日はパスクエッタと言って、イースターの次の日になります。イタリアで昨日と今日は宗教的祝日。人の動きはきのうより今日の方が歩く人は少ない。いつもよりさらに静か以上に無音な1日だった。
お家を訪れたのはスズメではなく、鳩。でかいんだよ。私がスズメのために置いておいたパン屑はすっかり食べられてしまった。
よって私も何もすることなく、昼寝とかして過ごした。ついつい夜更かししたりして、ただ毎日家に居ても生活が不規則になるのは何ででしょうね。好きな時に起床就寝、食事も別に決まった時間じゃないし。まぁ、軍隊でもないから好きなように過ごしています。
医学がどんなに発達しても、未知なる流行り病と言うものはあるもので、それが今大暴れのバカコロナ。
でも昔はもっとすごい治療法を使っていた時代があったよなぁと本棚から一冊取り出して読み返してみた。予想通り、人類は試行錯誤してここまで来たんだ。中世の頃は瀉血(しゃけつ:伊語salasso)が最も効果的な治療法として使われて来た。風邪、虫歯、全ての病気は腐敗した血液によって引き起こされると考えられていて、患者から血を抜きまくっていた。現在私たちは新型コロナウィルス感染症に悩まされているが、当時は同じ感染症の結核もこの瀉血によって治ると考えられていた。
17世紀のフランス人哲学者であったデカルトは肺炎を患っていたが、血を抜かれたために一週間後に亡くなったそうだ。当時は人間から1日3〜4リットル血を抜いても命に別状ないと言う瀉血の効能が信じられていた時代。患者は妊婦や幼児もいたと言うから恐ろしい。
ランセットという器具を使う。これは瀉血用の針で、血を拭うことなく使われ錆びついたままだったので衛生的に非常に悪かった。これじゃ治る病気も治らない。
その後19世紀に入るとフランス人臨床学派のブルセ医師はもう少し衛生的で斬新な方法の瀉血を考え出した。この方法もいかがなものか。
ヒルによる瀉血で、この治療に実践されたのは、胃腸炎、糖尿病、心臓病だったそう。これが200年前に存在した最先端の医療技術。
1834年にはフランスだけで約8000万匹のヒルが消費された記録もある。のちに同じ19世紀のフランスで、この方法が間違いだとようやく気づいた。
今も私たちの医学はまだまだ発展する。それに、これから5Gが医者に安全な治療法としてに大きく貢献するかもしれない。それでも今はそれに比べて原始的なやり方でしか対応するしかない。よって、半世紀もしたら今の最先端の治療法も未来の人類には笑われるかもしれませんね。
保健省が発表した4月13日、18時現在の数字です。
イタリアは総数159516人。
内訳:103616人の今現在の感染者(前日比1363人増)と20465人(前日比566人増)の死亡者、35435人(前日比1224人増)の快復者となっています。死亡者数が2万人をとうとう越えてしまいました。それでも、これら数字は明らかに鈍化しているようです。明日も家にいるつもりです!
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