みなさん、こんばんは
街中で知人に会った。仕事がない彼女にこれからどうするのかを聞いてみた。
『店、やりたいんだよね。お金ないんだけど』
かなり攻めた意見と根性がいつも痛快でこのコロナ禍なのに新たなことをする、未来を語る気持ちが本当に羨ましかった。私はこういう時守りに入ってしまうのに。こういう人に憧れるし、若いなと思います。私より姉さんなんだけど夢はいいもんだ。
もっとすごいのは会う度に夢がいつも違っている。それもベクトルが毎回変わっていて、思いつきなのか根底にあったのは実はこういうことだったのかはわからない。それでも夢が変わろうがいいんじゃないだろうか。無いよりはよっぽどマシだ。
小中学生の時の文集。将来の夢のコーナー、あれってなんだったんでしょう。有名人の初志貫徹的なものもあれば、全く違っている時もありますよね。自分に置き換えると全く覚えていない。あれは書かされて書いたようなもんだと思っている。覚えていないのも当然。その場の勢いでみんなが書いているからパン屋とかケーキ屋とかそんなん書いていたかもしれない。適当に書いているんだから勿論私の本意ではない。
今考えると彼女と同じくいろんなことを言っていたんだ。そして結論ここにいる。でも振り返ると私は私なりにボヤッとこうなりたいってものはあったんです。それが文字で示されていなかったから私は『迷走している』とずっと言われてきた。
実はロックダウンの頃から思っていたんですが、自伝のようなブログを1ヶ月ほど機会があったらやりたいと思っています。
これは私が一度日本に帰らないとできないんで大分先になりそうです。自分のことを書くのに何で日本に帰らないとできないかと言うと記憶の問題なんです。私の仕事はガイドですが、それに必要なのは記憶力と話術だと思っています。そのうち記憶力が私は著しく他の人に比べてあまりに弱すぎる。よく人に聞くと初めの記憶がみんなものすごく早くって2歳とか1歳とか言う人もいます。私は9歳ぐらいまでの記憶が殆どなく、もっと言うとそれ以降の記憶もかなり無くって人に聞いて何とか自分を知ることが多い。日本に帰る度に友人などと話すと自分について驚くことがあまりにあるのでこれは大問題です。ざっくりした自分の生きてきた道は知っているけど、そこで起きた一つ一つのエピソードを思い出せないので自宅にはほぼ私のものは捨ててしまって無いとは思いますができるだけ拾い集めて『なぎさの作り方』を披露できればいいなとは考えていました。イタリアでの思い出話も私が知らない私の出来事が結構転がっていてそれももう少し整理できればいいなと思っている。
私を知る友人や家族と昔話をしてここに明記しておきたい。
たまに話す姉との会話でも毎回驚かされるくらい自分のことを知らなすぎてこっちが恥ずかしくなる。いろんな人の話を聞いて自分という人の歴史を埋め合わせてきて作ったのが今の自分。ブログに書くと何となく事実がはっきり文章で残るからいつか忘れた時に読み直せば記憶の埋め合わせができる。誰も得しません。私のためのものです。
サンタ・クローチェ地区の近くにあるミケランジェロの若かりし時代に住んでいたことを表す石碑。
偉人はこうやって何も言わなくても記録を残してくれるけど、私は自分でやらんと自分自身の記憶もそのうち無くなってしまうからね。
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保健省が発表した7月12日、18時現在の数字です。
イタリアは総数243,061人。
内訳:13,179人の今現在の感染者と34,954人(前日比9人増)の死亡者、194,928人(前日比349人増)の快復者となっています。
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