みなさん、おはようございます。
父の仏壇がある和室に母が呼ぶ。何事かと思ったら、茶色い汚そうな蜘蛛を指差して
『これってお父さんだと思うの』
…気が触れたかと思いました。
何度殺しても和室に出てくるこの蜘蛛を見て、母は父が生まれ変わったのではと感じて殺さなくなったんだと。何度も殺している時点で既に父の生まれ変わりでも何でもないような気がするが、何ともメルヘンな話である。時々映画やドラマであるこの気の展開に実際感情移入ができない私は、母のような可愛い女性には到底なれない。しかしなれたら素敵だなと憧れることは無くはない。
高齢の母と今年来年はブラブラ生きることを決めた私が毎日行うお墓参り。私はジョギングで、母は電動自転車で向かう。お墓までの間にある草木や秋の味覚を眺めたり撮ったりしながら寄り道するので、お墓で相当母を待たせてしまう。よって、私が到着すると麦茶を飲みながら私を待つ母の背中に声を掛けるのが日課となりつつあります。
『毎日お墓に来てあげて、お父さんが悲しまないように』なんてことを母が言う。
私が超リアリストなのでお世辞にも付き合えないのが申し訳ない。
『私はね、死んでからも優しくなるより、故人が生きている間に優しくできる方が孝行だと思うんだ。だから親孝行も生きている間にすべきって考えているよ』
そんな考えが全く合わない私に母は別に自分の気持ちを押し付けるようなことはしない。ただ、ぼそっと
『おじいちゃんと同じね』
と言った。母の父が全く同じ考え方で生きていたそうだ。祖父は私の記憶にほぼ無いので思い出しようもない。しかしこう言うエピソードは私も実は嬉しくなる。
台風14号の影響は今日までだと言うが…。3日間行けていないお墓参りに明日は行けますように。
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