欧米と日本、ルールの概念

みなさん、おはようございます。

野良猫が家の中で親子喧嘩しています。

私は今、実家の埼玉県でコロナ隠居生活をしています。そして2月19日に埼玉県議会自民県議団がエスカレーターに関する条例を県議会に提出したそうです。簡単に言うとエスカレーターを歩かない、走らない、止まって立ったままの使用を決めたもので全国初なんだとか。危ないからっていう理由で動く歩道にも適用されるものです。成立すれば10月1日から施行されるので、恐らく私が次回日本に帰国したらそういうものが拝めるかもしれませんね。

いつも日本に帰るとエスカレーターは左右どっちに立って、どっちを歩くかすぐに思い出せませんが、みんなと同じ使い方をすれば別に困ることはありませんでした。それが東と西でまた違うと言うのも感覚としては同じことなので苦労はありません。そもそも事故がなくならないからそう言うところからなおしましょうって話なんだろうけど、今まで当たり前のようにあったことがある日突然ルールが変わると。そしてエスカレーターって駅とかにあるけどそれも県を跨ぐとルールの適用が変わるのか。想像するとなかなか面白いです。

イタリアではダメとかはなく、歩く人は歩くし立ち止まる人も右に立ったり左だったり大きな流れはないです。そもそも日本に比べてエスカレーターが少ない気もするし、困ったことも全くありませんでした。

この条例を提出にあたって『事故につながる』って意見はわからなくもないんだけど。

私なんて日本で自転車を乗るのもルールがよくわからない時があって、車道でも歩道でもどっちでも走れるのが日本のルールらしい。イタリアみたいに車道を走るって決まっていたらそれはそれで危ないんだけどだからって歩道が危なくないってわけでもない。エスカレーターも乗り方に問題があるのかもしれないけど、日本は自転車もちゃんとした法規制が必要だよね。

フィレンツェにネーリ通りってのがあって、そこに人気のパニーニ屋がある。みんな立ち食いしたり地べたに座って歩行の邪魔になる観光客が増えたためかその通りが飲食禁止になったことがあります。今はコロナ禍でどうなってるか知らないけどその一部を禁止したりしても何かメリットがあるのか、効果はあったのかは気になるところです。

他にもマスク着用が義務の国もありますが、日本は義務にはしていないけどみんなちゃんとやっています。国によってルールにしないと守らないから罰金制などにして厳しく対応するところが特に欧米にあるように思います。日本の場合はちょっと違っていて、直接言えない弱い人を守るためにルールを作っているような気がしました。これはお国柄であって、必ずしも欧米が正しいとかはないんじゃないかと感じます。日本は日本のやり方でよりよい国づくりをすればいいのだろうけど、いずれ日本も人口が減り外国人がどんどん住み始めると思うんです。その時は一気に変更しないと日本式ルールの作り方では通用しなくなります。

正確なスピードで決まるルールが大切ですね。

ここからは、いつものCOVID-19のお話です。

📊Covid-19 Situazione in Italia/Ministero della Salute

保健省が発表した18時現在の数字です。

今現在の感染者数(attuali positivi)/快復者数(dimessi/guariti)/死亡者数(diceduti)/イタリア全体の総感染者数(totale casi)

イタリアのワクチン接種状況です。上段数字は投与数。下段数字は2回の接種人数。

🗞Firenze Today : 19 febbraio 2021　12:40

トスカーナのコロナ情報です。赤字は前日と大きく変わったものをわかりやすく明記してあります。

【ワクチン接種者数】(campagna vaccinale anti-Covid) da 27/12/2020

現在、トスカーナ州は20州中3番目の接種者数（10万人中6.159人、イタリア平均だと10万人中5.476人）

トスカーナ州（新規8.644人/総数229.294人)前日比3,9%増

【感染者数】(positività al Coronavirus)

現在、トスカーナ州は20州中ワースト13番目の感染者数（10万人中3.946人、イタリア平均だと10万人中4.590人）

州内で高い県はマッサ＝カッラーラ県が4.788人、プラート県が10万人中4.778人、ピサ県4.578人、低い県は.グロッセート県で2.223人です。

トスカーナ州（新規924人/総数146.900人)

平均年齢は約43歳（20歳以下21％、20-39歳20％、40-59歳35%、60-79歳18％、80歳以上6％）

フィレンツェ県(新規266人/総数40.573人)、プラート県(55人/12.334人)、ピストイア県(120人/12.958人)、マッサ＝カッラーラ県(29人/9.285人)、ルッカ県(81人/15.009人)、ピサ県(79人/19.333人)、リヴォルノ県(63人/11.419人)、アレッツォ県(84人/13.185人)、シエナ県(102人/7.341人)、グロッセート県(34人/4.908人)、その他(555人)

【現在の感染者数】(gli attualmente positivi)

トスカーナ州（総数13.210人）前日比3,2%増

【回復者数】(complessivamente guariti)

トスカーナ州（新規498人/総数129.174人）前日比0,4%増

【死亡者数】(dicessi)
現在、トスカーナ州は20州中ワースト12番目の死亡者数（10万人中121,3人、イタリア平均だと10万人中157,5人）

州内で高い県はマッサ＝カッラーラ県が10万人中229,5人、他にフィレンツェ県151,6人、ピサ県が123,8人、低い県はグロッセート県で51,2人です。

トスカーナ州（新規19人/総数4.516人）

平均年齢は84,5歳。今回新規の男女別数：男性11人、女性8人

フィレンツェ県(新規4人/総数1.523人)、プラート県(2人/304人)、ピストイア県(3人/335人)、マッサ＝カッラーラ県(2人/445人)、ルッカ県(2人/422人)、ピサ県(1人/523人)、リヴォルノ県(3人/314人)、アレッツォ県(1人/286人)、シエナ県(1人/187人)、グロッセート県(0人/113人)、その他(0人/64人)

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