みなさん、おはようございます。
コロナによって不況になり、流石のバチカンも参っているようで、2021年度は4,970万ユーロ(63億6,000万円)の赤字と発表されました。宗教もコロナには散々な結果でバチカンへの寄付も減少したようです。バチカンといえばバチカン美術館が85%の1億ユーロ(128億円)の減収ってそりゃそうだよな、世界中から行けない年だったんだから。
私が気になっている航空業界でも英ヴァージンアトランティックがアメリカに破産申請と民事再生法の手続きをして1,200億ポンド(1,600億円)の金融支援を決めたり、LCCのエアアジアジャパンも負債総額217億円で破産申請しましたし。
金額はかなり凄いですが、こっちはそのレベルじゃない↓
東京オリンピックをやるやらないで未だに結論が出ていないですが、経済損失は無観客で2兆4,000億円、中止で4兆4,000億円だって。さっきの数字がぶっ飛ぶんですけど。
多分去年の今頃私はオリンピックはできると思っていたんです。で、去年3月のロックダウンあたりで絶対中止だって確信してから3月24日に延期の報道があり、いやいや2021年も無理でしょうって想像していました。ここで未だにやる、やらないとか観客入れてか無観客かってはっきりしていない状況のようですが、どうなんでしょう?
ワクチンを打ったって感染しないって保証があるわけではなく、重症化を防ぐってことですよね。しかもそのワクチンも現在70カ国くらいしか接種が始まっていません。つまり接種中は世界195カ国の約3分の1ですよ。
オリンピックをしたい気持ちはみんな同じで凄く気持ちはわかるんです。多くの人が楽しみにしていたから。
でも今はまだ日本国民の多くがこの状況での開催に不安を感じているのも事実です。
世界はまだまだ危険な状態なのに平和の祭典とか、スポーツマン達の気持ちとかって、何が一番大切なのかの方向性がそれぞれ違うから問題になっているんです。これは私の想像なんですけど、イタリアはそこまでオリンピックに盛り上がっていないんじゃないかな。それよりまず国民の命でしょう。オリンピック延期なんて前例がないとか言う有識者もいるけど、コロナ騒動自体が初めてなんだから当たり前でしょって。2020年夏にすることがそんな大切だったのかな、前例ありきなんて裁判じゃあるまいし。2020年大変だったのはオリンピック関係者だけじゃない。コロナ禍で留学したかった人、受験や就職、結婚や出産、家のローンやみんなが乗り越えなければいけない困難があるのに。地震がまた起きて家が倒壊したりの東北県民とか復興五輪って言われて今どう思っているんでしょうか。『うちの家壊れたけどどうでもいい、オリンピックを是非やってもらって勇気が欲しい』って思うなら私の理解不足だけど、
みんなオリンピックより目の前の現実ってのが普通の流れだと思う。
命を理由にロックダウンをし、経済を理由に規制を緩和したり、政治家って都合のいい理由をつけて国民が振り回されている気がします。
さっき全豪オープンで大坂なおみさんが優勝しましたが、メルボルンでロックダウン中での開催をしました。会場内のコロナ対策は見事なものでした。それをどっかのテレビ番組で『東京五輪の参考にもなりますね』って誰かが言っていたけど、
なるかー!!!💢
と思いました。あれ言った人、絶対バカだと思う。全豪オープンはまだテニスのみだし、町はロックダウンしてたから人の流れを極力減らして選手達への厳しい規則における協力の上で、なんとか接触レスで開催出来たわけです。それをロックダウンもしない日本で一体どんな参考になるのかしら。何か名案があるのならいいのですが。7月23日の開幕式に向けてGOサインが出るかどうかは3月30日にはっきりするはずです。オリンピックの選手や関係者、ボランティアの安全、PCR検査やワクチン、病院の空き状況、医者や看護士の確保とかどうするつもりなんだろ?
願わくは。
📰朝日新聞:2021年2月21日朝刊
ここからは、いつものCOVID-19のお話です。
トスカーナ州は現在オレンジゾーンですが、2月28日よりまたレッドゾーンになりそうです。
在イタリア日本大使館よりメールがありました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のためのイタリア政府の措置:2月19日保健省命令
●本命令により、2月21日から15日間、カンパニア州、エミリア=ロマーニャ州、モリーゼ州において、オレンジゾーンの措置が適用されますので、ご留意ください。
●保健省は、新型コロナウイルス変異株感染の拡大状況を注意深くモニタリングし、措置を講じる必要があるとしています。感染状況は地域により異なり、状況に応じて、州知事命令等でより厳しい制限措置が取られることがあります。
(ご参考)州知事命令等によるより厳しい措置:最近の事例
・ラツィオ州:ラティーナ県ロッカゴルガ市(Roccagorga)をレッドゾーン指定(2月15日から14日間)(州知事命令)。
・ラツィオ州:ローマ県のコッレフェッロ市(Colleferro)とカルピネート・ロマーノ市(Carpineto Romano)をレッドゾーン指定(2月21日から14日間)(州知事命令)。
●皆様におかれましては、地方政府の発表等にも十分ご留意の上、ご自身の感染防止に努めてください。
●在イタリア日本国大使館では、ゾーン別の感染予防措置についてとりまとめ、ホームページに掲載しておりますので、詳細は以下のリンク先をご参照ください。
・https://www.it.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid_19_misureGAR.html
📊Covid-19 Situazione in Italia/Ministero della Salute
保健省が発表した18時現在の数字です。
今現在の感染者数(attuali positivi)/快復者数(dimessi/guariti)/死亡者数(diceduti)/イタリア全体の総感染者数(totale casi)
イタリアのワクチン接種状況です。上段数字は投与数。下段数字は2回の接種人数。
🗞Firenze Today : 20 febbraio 2021 15:43トスカーナのコロナ情報です。赤字は前日と大きく変わったものをわかりやすく明記してあります。
【ワクチン接種者数】(campagna vaccinale anti-Covid) da 27/12/2020
現在、トスカーナ州は20州中3番目の接種者数(10万人中6.387人、イタリア平均だと10万人中5.624人)
トスカーナ州(新規8.473人/総数237,767人)前日比3,7%増
【感染者数】(positività al Coronavirus)
現在、トスカーナ州は20州中ワースト13番目の感染者数(10万人中3.972人、イタリア平均だと10万人中4.616人)
州内で高い県はマッサ=カッラーラ県が4.820人、プラート県が10万人中4.806人、ピサ県4.600人、低い県は.グロッセート県で2.237人です。
トスカーナ州(新規953人/総数147.853人)
平均年齢は約43歳(20歳以下18%、20-39歳25%、40-59歳34%、60-79歳17%、80歳以上6%)
フィレンツェ県(新規208人/総数40.781人)、プラート県(74人/12.408人)、ピストイア県(157人/13.115人)、マッサ=カッラーラ県(62人/9.347人)、ルッカ県(119人/15.128人)、ピサ県(94人/19.427人)、リヴォルノ県(61人/11.480人)、アレッツォ県(67人/13.252人)、シエナ県(80人/7.421人)、グロッセート県(31人/4.939人)、その他(555人)
【現在の感染者数】(gli attualmente positivi)
トスカーナ州(総数13.737人)前日比4,0%増
【回復者数】(complessivamente guariti)
トスカーナ州(新規411人/総数129.585人)前日比0,3%増
【死亡者数】(dicessi)
現在、トスカーナ州は20州中ワースト12番目の死亡者数(10万人中121,7人、イタリア平均だと10万人中158,1人)
州内で高い県はマッサ=カッラーラ県が10万人中229,5人、他にフィレンツェ県152,3人、ピサ県が124,1人、低い県はグロッセート県で51,2人です。
トスカーナ州(新規15人/総数4.531人)
平均年齢は83,5歳。今回新規の男女別数:男性7人、女性8人
フィレンツェ県(新規7人/総数1.530人)、プラート県(2人/306人)、ピストイア県(0人/335人)、マッサ=カッラーラ県(0人/445人)、ルッカ県(3人/425人)、ピサ県(1人/524人)、リヴォルノ県(2人/316人)、アレッツォ県(0人/286人)、シエナ県(0人/187人)、グロッセート県(0人/113人)、その他(0人/64人)
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2020年初物オリーブオイルをイタリア、トスカーナ州より。
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