オンラインの限界

みなさん、おはようございます。

ちょっと前に草津のお湯がコロナの感染力を減らす効果があるとニュースでありました。

これは観光客が減ったため、同県のベンチャー企業に依頼して、草津温泉の源泉が９割近く新型コロナウィルスの感染能力を低減することを確認したというもので、草津町長が嬉しそうに会見したのが先月。ここにきて草津温泉の観光客が少しずつ戻ってきたという嬉しくなる報道が今日ありました。温泉好きって少なくないと思いますが、家で温泉の湯の素使ったりしても温泉は換えが効かないんですよね。私は別に温泉はどうでもいいのですが、母などはもういつも行きたくってウズウズしています。お湯質とか、雰囲気など行かないと味わえないものの一つですね。

しかし今はオンラインが通常となりつつあります。

そんなオンラインもできることとできない領域があります。物を買ったり会議をしたり便利な部分もありますが、限界を感じるオンラインもあります。

例えばエンタメとか。

空気感を大切にするもの。これは私の一方的な意見ですが、オンラインライブとかってどうなのかな。誰がどんな歌歌ったとか、曲作ったとかは別にライブじゃなくてインターネットでも確認できるし、むしろ集中して聴くことができます。でもライブはそこでの空気を味わいたいから行きたいのに、オンラインって…私には向いていません。コンサートなどって勿論その人の曲や歌を観に行って伝わる熱があったりしますが、オンラインになると家で盛り上がるってことで、それも応援するアーティストの収入になったり、支え、力になることはあると思うんです。でも空気感はやっぱり違う。こんなコロナ禍だからできないことはできるところまでやってみるって試みはいいのですが、物足りなさは感じて余りあるところですね。お笑い、観劇、スポーツ観戦など私としてはテレビでもオンデマンドでも百歩譲って満足できるんです。情報だけならインターネットで十分なんです。

そこから発展して、旅はオンラインにはならないと言いたい。これが今回のメインのお題となります。旅番組などもあり、旅をしたくなる気持ちを盛り上げるコンテンツはありますが、結局は旅はしないと味わえないものが沢山あります。この業界にいて、オンライン旅行を否定するつもりはないのですが、要は『行った気になる』だけなんです。私からすると行った気にさえならないです。だからこそお金と時間を使って旅に出るってそこに何があるかを知っているのと直接自分の目で、肌で感じるものは本当に違います。旅に行ったことがない人はあんまりいないと思いますが、こればっかりは代わりになるものがどんだけ考えても見つけることができませんでした。敢えて旅に行っても見れない風景ってTBSの世界遺産なんてドローンを駆使していて、あれは観に行っても感じられないアングルがあるのでいい番組だと思います。

そこに行かないと出会えない人と景色と味覚を探しに私は旅に出ます。今はかなり難しい時期で、人の移動が誰かの不幸につながるならもう少し安心して旅ができるまでは待つべきです。でも、どんなにオンラインが進んで家の外に出ずに不便を感じなかったとしても、旅行業界は無くならないと思います。いつか行けるようになった時には是非旅に出てみてください。

ここからは、いつものCOVID-19のお話です。

📰朝日新聞：2021年2月24日朝刊

📊Covid-19 Situazione in Italia/Ministero della Salute

保健省が発表した18時現在の数字です。

今現在の感染者数(attuali positivi)/快復者数(dimessi/guariti)/死亡者数(diceduti)/イタリア全体の総感染者数(totale casi)

イタリアのワクチン接種状況です。上段数字は投与数。下段数字は2回の接種人数。

🗞Firenze Today : 23 febbraio 2021　13:04

トスカーナのコロナ情報です。赤字は前日と大きく変わったものをわかりやすく明記してあります。

【ワクチン接種者数】(campagna vaccinale anti-Covid) da 27/12/2020

現在、トスカーナ州は20州中3番目の接種者数（10万人中6.909人、イタリア平均だと10万人中5.990人）

トスカーナ州（新規9.707人/総数257.218人)前日比3,9%増

【感染者数】(positività al Coronavirus)

現在、トスカーナ州は20州中ワースト13番目の感染者数（10万人中4.044人、イタリア平均だと10万人中4.679人）

州内で高い県はプラート県が10万人中4.913人、マッサ＝カッラーラ県が4.876人、ピサ県4.665人、低い県は.グロッセート県で2.267人です。

トスカーナ州（新規824人/総数150.556人)

平均年齢は約45歳（20歳以下18％、20-39歳22％、40-59歳31%、60-79歳21％、80歳以上8％）

フィレンツェ県(新規174人/総数41.422人)、プラート県(86人/12.683人)、ピストイア県(115人/13.444人)、マッサ＝カッラーラ県(26人/9.457人)、ルッカ県(96人/15.411人)、ピサ県(79人/19.700人)、リヴォルノ県(60人/11.652人)、アレッツォ県(86人/13.568人)、シエナ県(75人/7.658人)、グロッセート県(27人/5,006人)、その他(555人)

【現在の感染者数】(gli attualmente positivi)

トスカーナ州（総数15,121人）前日比2,3%増

【回復者数】(complessivamente guariti)

トスカーナ州（新規470人/総数130.853人）前日比0,4%増

【死亡者数】(dicessi)
現在、トスカーナ州は20州中ワースト12番目の死亡者数（10万人中123,1人、イタリア平均だと10万人中159,3人）

州内で高い県はマッサ＝カッラーラ県が10万人中230,5人、他にフィレンツェ県153,7人、ピサ県が125,3人、低い県はグロッセート県で51,2人です。

トスカーナ州（新規20人/総数4.582人）

平均年齢は83,1歳。今回新規の男女別数：男性12人、女性8人

フィレンツェ県(新規6人/総数1.544人)、プラート県(0人/308人)、ピストイア県(3人/341人)、マッサ＝カッラーラ県(0人/447人)、ルッカ県(3人/431人)、ピサ県(1人/529人)、リヴォルノ県(3人/320人)、アレッツォ県(1人/291人)、シエナ県(2人/192人)、グロッセート県(0人/113人)、その他(1人/66人)

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イタリア食材のオンラインについて。中央市場地上階にあるL'Angolo dei Saporiです。商品などの注文発送についてはこちらから。

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