みなさん、おはようございます。
日本で夫婦別姓問題が上がっていることを知りました。
ずいぶん前からその話は論じられていて、そもそも日本は民法で夫婦同性が定められています。女性の社会進出などで姓を変えることで不便を感じる人が増えたこともあり、この問題は25年くらいあーだこーだと話し合われているようですが。選択的夫婦別姓という案の是非が未だに進んでいるようでも一部の反対案がなくならないのが現状みたいですね。
まぁ、結婚すれば同姓になり、ほぼ男性の姓に女性は変えるってのが一般的です。
そんな日本の世論では7割が選択的夫婦別姓に賛成です。主に若い女性が賛成派なのですが、そりゃそうだ。色々面倒なのは女性の側だから。というのも、日本で女性の姓に変える所謂ムコ入りさんは4%なため、結婚イコール男性の姓を名乗るが定番。とにかく結婚したらどっちかの姓に統一することがこの国のやり方で、しかも男性姓にするのが普通とされています。
かつてイタリアでは日本のように同姓が当たり前だったのですが、現在は選択できるため、夫婦別姓がほとんどだと思います。よく家の表札には夫婦の姓が二つ書かれていることが多いですね。夫婦同姓が当たり前の世界から、夫婦別姓の国に行ったからって別にカルチャーショックがあるわけではないのですよ。そもそもどいつの苗字がなんだとかあんまり話題にもならないんです。みんなファーストネームで会話するし。
ところが同姓のみしか認めていない国はほぼ日本だけで、別姓を選択する権利が世界的に認められています。日本の保守派は文化、歴史、伝統などを理由に別姓に反対を続けています。私の意見では最終的に賛成なのですが、選択できる方がいいに決まっているというのが理由です。選択的夫婦別姓が同姓に変更になるなら問題になっても良さそうだけど、逆でダメな理由が見つかりません。世界からもその辺の感覚がちょっとズレているんじゃないのってバッシングの要因にもなっています。国と国民の方向性が合わないって、かなりありますよね。民意はどこに吸収されてしまったのでしょう。
だからと言って、そこで婚姻率がどうのこうのってのはまた別の話じゃないかな。同姓だろうが別姓だろうが結婚する人はするだろうし、それが少子化に繋がっているとも思えません。実際イタリアは結婚していないカップルは沢山いるし、そこに子供も産まれて育っているし。ちなみにこのコロナ禍でイタリアは婚姻率が下がったそうですよ。
そんなイタリアと日本の共通点として、女性の収入が高くなると結婚しづらいらしいです。国立社会保障・人口問題研究所によると年収がイタリアで17,000ユーロ以上、日本で410万円以上の女性は結婚率が低くなっていくとか。稼げば稼ぐほど女性は未婚率が高い結果に。それは性別分業が進んでいるのが理由ですって。性別分業って『男は仕事、女は家庭』って役割分担のことで、そうなるとイタリアもまだまだ古い考え方があるのかもしれません。北欧や英国は女性の収入が高くても婚姻率に左右されないってことは、女性の価値観が国によってずいぶん違うことがよくわかります。そういやイタリアも少子化が進んでいて、日本と同じだなと。イタリアの少子化は別姓の問題ではありませんけど。
人口が減る国は未来が少ないと見られるようです。実際日本は毎年減りつつあり、2060年には人口が9,000万人、高齢化率は40%になると言われています。イタリアは6,000万人くらいの人口ですが、2015年からマイナス成長を続けていて2060年には人口が5,000万人、2100年には4,000万人まで減るそうです。だいぶ論点がずれてしまいましたが、女性が子供を産まないと人口は増えませんから増やしたいと思うなら若い女性が産みたくなる社会を作ればいいし、もっと言えば若い女性が言うことをちゃんと聞く社会になればいいなと思いました。
だから若い女性が望んでいる夫婦別姓もOKにするくらい、日本は大したことはないですよね。選択制なんだったら尚更。
ここからは、いつものCOVID-19のお話です。
📰朝日新聞:2021年2月27日朝刊
ピストイア県とシエナ県は2月27日から3月7日までレッドゾーンへ。残りのトスカーナ州の県はオレンジゾーンを継続します。
📊Covid-19 Situazione in Italia/Ministero della Salute
保健省が発表した18時現在の数字です。
今現在の感染者数(attuali positivi)/快復者数(dimessi/guariti)/死亡者数(diceduti)/イタリア全体の総感染者数(totale casi)
イタリアのワクチン接種状況です。上段数字は投与数。下段数字は2回の接種人数。
🗞Firenze Today : 26 febbraio 2021 14:12トスカーナのコロナ情報です。赤字は前日と大きく変わったものをわかりやすく明記してあります。
【ワクチン接種者数】(campagna vaccinale anti-Covid) da 27/12/2020
現在、トスカーナ州は20州中3番目の接種者数(10万人中7.657人、イタリア平均だと10万人中6.558人)
トスカーナ州(新規10.430人/総数285.067人)前日比3,8%増
【感染者数】(positività al Coronavirus)
現在、トスカーナ州は20州中ワースト13番目の感染者数(10万人中4.138人、イタリア平均だと10万人中4.761人)
州内で高い県はプラート県が10万人中5.017人、マッサ=カッラーラ県が4.974人、ピサ県4.746人、低い県は.グロッセート県で2.325人です。
トスカーナ州(新規1.254人/総数154.041人)
平均年齢は約41歳(20歳以下19%、20-39歳22%、40-59歳35%、60-79歳19%、80歳以上5%)
フィレンツェ県(新規328人/総数42.336人)、プラート県(110人/12.951人)、ピストイア県(177人/13.909人)、マッサ=カッラーラ県(80人/9.646人)、ルッカ県(144人/15.773人)、ピサ県(106人/20.006人)、リヴォルノ県(57人/11.871人)、アレッツォ県(101人/13.894人)、シエナ県(99人/7.966人)、グロッセート県(52人/5,134人)、その他(555人)
【現在の感染者数】(gli attualmente positivi)
トスカーナ州(総数16.883人)前日比4,7%増
【回復者数】(complessivamente guariti)
トスカーナ州(新規479人/総数132.523人)前日比0,4%増
【死亡者数】(dicessi)
現在、トスカーナ州は20州中ワースト12番目の死亡者数(10万人中124,5人、イタリア平均だと10万人中161,0人)
州内で高い県はマッサ=カッラーラ県が10万人中232,0人、他にフィレンツェ県155,3人、ピサ県が126,4人、低い県はグロッセート県で51,2人です。
トスカーナ州(新規22人/総数4.635人)
平均年齢は75,8歳。今回新規の男女別数:男性15人、女性7人
フィレンツェ県(新規7人/総数1.560人)、プラート県(5人/316人)、ピストイア県(3人/346人)、マッサ=カッラーラ県(0人/450人)、ルッカ県(2人/436人)、ピサ県(2人/534人)、リヴォルノ県(2人/328人)、アレッツォ県(1人/294人)、シエナ県(0人/192人)、グロッセート県(0人/113人)、その他(0人/66人)
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2020年初物オリーブオイルをイタリア、トスカーナ州より。
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