みなさん、こんばんは。
無事フィレンツェに到着し、スーツケースと一緒に出口に向かいました。
すると日本人ということで、別の方向に進むように指示されたのです。
前の方が終わり、警察のいる窓口に立つと、厳ついおっさん2名。おっさん(警官)が色々質問してきます。
『どっから来たの?…ふーん、日本ね。陰性証明書持ってる?…あるね。ASLに連絡しないとね…したんだぁ。QRコードがここにあるからそっからでもできるよ…したんだっけ?そう』
やる気ないなぁ。お疲れかしら?空港の検閲ってこんなにだるい感じでやってもいいんだね。
私が思う、警察のイメージ。やっぱり制服脱いだらイタリア人なのよ。だから威厳のかけらもない。でもそれが私には丁度いい。あまり威嚇されてもね。悪いことした訳ではないからオドオドしなくっていいんだ。堂々としていよう!
『えっと…日本人、日本人ねー。アレ?どんな扱いだっけ?』って同僚に訊く。
すごいな、ベスト・オブ・ゼロ・プロフェッショナルだ。昨日なりたての新人か?
『さっきUSLから連絡あったんです。10日の隔離でいいそうで、向こうにも陰性証明書送りましたから』とおっさんに伝えると、
『あっそ。じゃ、いーよ』…軽いな。軽すぎる。
そうやって陰性証明書も提示することなく、機内で書いた入国の紙も提出することなく私は解放されました。
ヤッホー!シャバの空気だ!!!!
元気、フィレンツェ?私は元気よ〜♪
駐車場もガラガラね。ホントだったらもっと混んでてもいいんですが。
この前もお話しした通り、空港内へは乗降客しか入れません。入る時も体温検査などをしてからです。迎えに来た人たちは外で立って待っていました。
空港の真正面にキッチンカーが止まっていたので立ち寄りました。お店のおばちゃんがパニーニを作っている。こんな店今までなかったので話を聞いてみると、おばちゃんは3ヶ月前からここで商売をしているということです。他で10年近くやっていたんだけど、潰れそうだからこっち来たって言っていました。
『此処で上手く行っているの?』
『全然よ。まず人がいないんだから』…じゃあ何故ここに来たんだろう。
おばちゃんの顔、ちょっとルーマニア人っぽい。偏見かもしれないですが、ルーマニア人の鼻はちょっと特徴的。
『そういやジンガリって元気?まだ見かけます?』
『ガンガンいるわよー、本当にどうなってんのかしら?』
ジンガリとはジプシーのことで、ジプシーはルーマニア人由来が多い。気性は別として、ルーマニア人だって真面目に働いている人もたくさんいます。おばちゃんはやっぱりルーマニア人でした。彼女は30年ここに住んでいて、悪さをするジンガリの件がつくづく悔しいと言う。おばちゃんは同じ国として恥ずかしかったり情けなかったりするんでしょう。
そんなことを話していると最終的に政治の話になる。この確率高い。決まってそこら辺のオヤジも参戦してきて話が盛り上がる。話が長くなりそうだったので挨拶して早々に離れることにしました。
もう一度大きく空気を吸って…
ただいま。
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【世界コロナ状況】(イタリアでの報道)
・世界で公式に登録された新型コロナウィルスの総感染者数は1億5,000万人を超えた。快復者数は8,700万人、死者は310万人以上。一番被害が大きかったのはアメリカで、3,200万人の感染者と57万5,000人の死亡者。ブラジルは1,460万人の感染者と40万1,000人の死亡者。インドは1,840万人の感染者と20万5,000人の死亡者。メキシコはわずか234万人の感染者に対し21万6,000人が死亡した。
・アルゼンチンは過去最多で561人の死亡者を出した。新規感染者数は23,718人。総感染者数は2,928,890人、総死亡者数は62,947人。集中治療室の入院率は68.3%、ブエノスアイレス都市圏で76.8%と過去最高値を記録した。ICUの総病床数は5,178床。ブエノスアイレス市のみでは占有率が85%と飽和状態。多くが100%を超えて稼働中。入院の待ち時間は数時間である。外務大臣は2,240万個のアストラゼネカ製ワクチンの遅延を嘆いている。
アストラゼネカはラテンアメリカに約1億5,000万回の投与を約束している。うち、7,500万回分はメキシコ、2,240万回分はアルゼンチン、それ以外はその他のラテンアメリカ諸国。
・コロンビアは過去最多の1日で505人の死亡者数。現在第3波で、4月19日に400人の死者を出した後にこの数字を記録した。
・ブラジル、ボルソナロ大統領は40万人の死者数を超えたにもかかわらずソーシャルディスタンスを厳しく批判している。大統領によると『全てを閉鎖』、『ステイホーム』、『孤立』という政策は失業を生み出し、都市は悲惨な状態になるとした。もの凄くイライラしている。
【イタリアコロナ状況】
🇮🇹イタリア共和国Covid-19感染状況 :2021年4月30日18:00 保健省発表(数字は発表前日分)
今現在の感染者数(attuali positivi):新規-2.439人/総数436.270人
快復者数(dimessi/guariti):新規15.621人/総数3.465.576人
死亡者数(diceduti):新規263人/総数120.807人
イタリア全体の総感染者数(totale casi):新規13.466人/総数4.022.653人
・338,771件の検査(スワブ式と抗原)陽性率は3.9%
・集中治療室は2,583人(前日比-57人)、入院した人は18,940人
・新規感染者数が多い州はロンバルディア(2,214人)、カンパニア(1,898人)、プーリア(1,344人)、エミリア・ロマーニャ(1,206人)と続く。
🇮🇹イタリアのワクチン接種状況:2021年4月30日17時11分現在
投与数(Totale somministrazioni): 19.606.500回
接種終了人数(Totale persone vaccinate) : 5.833.485人
🇯🇵参考:日本のワクチン接種総数:2021年4月28/29日 首相官邸HP
医療従事者等:3.348.013回(1回目2.352.255回、2回目995.758回)(令和3年4月28日)
高齢者:141.706回(1回目141.706回、2回目0回)(令和3年4月29日)
トスカーナの新型コロナウィルス(COVID-19)情報:2021年4月30日発表分
【感染者数】(positività al Coronavirus)
現在、トスカーナ州は13番目/20州(10万人中6.143人、イタリア平均だと10万人中6.722人)
州内で高い県はプラート県が10万人中8.009人、ピストイア県7.309人、ピサ県が6.640人、低い県は.グロッセート県で3.673人です。
トスカーナ州(新規870人/総数226.842人)
平均年齢は約41歳(20歳以下20%、20-39歳26%、40-59歳32%、60-79歳18%、80歳以上4%)
フィレンツェ県(新規265人/総数62.269人)、プラート県(71人/20.590人)、ピストイア県(103人/21.321人)、マッサ=カッラーラ県(44人/12.618人)、ルッカ県80人/23.489人)、ピサ県(100人/27.762人)、リヴォルノ県(49人/16.586人)、アレッツォ県(80人/20.888人)、シエナ県(62人/12.695人)、グロッセート県(16人/8.069人)、その他(555人)
【現在の感染者数】(gli attualmente positivi)
トスカーナ州(総数20.669人)前日比-2,2%増
【回復者数】(complessivamente guariti)
トスカーナ州(新規1.299人/総数199.989人)前日比0,7%増
【死亡者数】(dicessi)
現在、トスカーナ州は12番目/20州(10万人中167,5人、イタリア平均だと10万人中202,1人)
州内で高い県はマッサ=カッラーラ県が10万人中269,7人、他にフィレンツェ県199,3人、プラート県が197,6人、低い県はグロッセート県で72,4人です。
トスカーナ州(新規29人/総数6.184人)
平均年齢は75歳。今回新規の男女別数:男性17人、女性12人
フィレンツェ県(新規16人/総数1.984人)、プラート県(3人/508人)、ピストイア県(2人/566人)、マッサ=カッラーラ県(4人/517人)、ルッカ県(1人/623人)、ピサ県(1人/653人)、リヴォルノ県(0人/393人)、アレッツォ県(1人/410人)、シエナ県(1人/288人)、グロッセート県(0人/159人)、その他(0人/83人)
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