みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。もうすぐ15時、そろそろお店閉めようかなと思っていたところでした。もう一本先の区画の店から大声が聞こえてくる。声は店のオーナーと客の外国人夫婦のようでした。またなんかやってんなーって位であまり興味がなかったのですが、あまりに長く続いた喧嘩なので通りに出てちょいとその方向に顔を向けてみました。
店のオーナーはイタリア語で捲し立てて、早口がさらに早口になって所々何を言っているのかよくわからない。外国人夫婦は英語圏の人ではないようですが、必死に英語で反論していました。オーナーの口の悪いこと。この市場は治らないね、みんなスラングが凄くって。男だろうが女だろうが一度火がついた時の口論に使うワードは恐ろしいほどよくポンポンと出てくるものです。そんなところでフィレンツェ在住2年目から市場でお世話になっている私がガッツリ継承して口が悪いのは誰のせいにできるべきものでもありませんが、油断すると育ちの悪さがバレてしまいます。市場で学ぶイタリア語は全くお勧めできません。
要するにイタリア語と英語で大喧嘩なんです。これ理解しながら喧嘩しているのかなんて野暮なことです。喧嘩なんてのは言葉が通じなくてもどうにかなるもので、なんとなく雰囲気でわかるもんです。外国人夫婦もかなりヒートアップしていましたが、なるべく冷静に言い返している様子が見えました。彼らはそのまま警察に言って大ごとにするかもしれないなと思いました。そんなことしようが百戦錬磨のオーナーが怯むことはまずありません。彼が望むものは大いに吠えてこの外国人夫婦をギャフンと言わせることしか頭にないのですから。
こんな品の悪い喧嘩を数分鑑賞してから、ふと思いました。
『それもこれもワクチンを打ってイタリアにきてくれる観光客の方々がいるからできる喧嘩なんだろう』
客がいなけりゃこの騒動もありませんでした。なんて言うか、お客さんが来てくれて気持ちが以前に戻った証拠なのかもしれません。
うちのお店はあの店のように日頃からあっちこっちに喧嘩を売るようなことはありませんが、思い起こすと過去大きなのが2回ほどありました。一つは私が日本人観光客とやり合ったもので、もう一つはアメリカ人とうちのステファノ君が互いにブチギレたなかなかのものです。どちらもブログの記事にしましたけど、調べなおしてリンクを貼る気にもならないので探してもらえればどっかに残っています。つまり5年に一度くらいはうちの店でもあった出来事です。先程の大喧嘩も理由は大きな話ではないのです。それでもお互いに言い分があってどっちが正しいかは決められるものではありません。
血の気が多い市場で喧嘩をすると、もれなく学校でも参考書でも教えないイタリア語をお勉強できます。
あ、全然関係ありませんがスマホの調子が悪い。明日ブログアップできなかったらごめんね。
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【イタリアコロナ状況】
🇮🇹イタリア共和国Covid-19感染状況 :2021年7月22日18:00 保健省発表
今現在の感染者数(attuali positivi):新規 3.558人/総数54.866人
快復者数(dimessi/guariti):新規1.483人/総数4.119.607人
死亡者数(diceduti):新規15人/総数127.920人
イタリア全体の総感染者数(totale casi):新規5.057人/総数4.302.393人
トスカーナの新型コロナウィルス(COVID-19)情報:2021年7月22日発表分
【新規感染者数】(positività al Coronavirus) トスカーナ州505人、うちフィレンツェ県163人
【新規死亡者数】(dicessi) トスカーナ州2人、うちフィレンツェ県0人
🇮🇹イタリアのワクチン接種状況:2021年7月22日17時42分現在
投与数(Totale somministrazioni): 63.514.827回
接種終了人数(Totale persone vaccinate) :28.718.571人(12歳以上の人口の53,17%)
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