ピッティ101回目が始まりました

みなさん、こんばんは。

中央市場でーす。

101回目のピッティウォーモが今日から始まりました。って言っても今回も3日間でおしまいです。街を歩けば関係者らしき独特のオシャレさん達が闊歩しています。いつも思うのですが、彼らは横に広がって歩く癖があるんですよね。やっぱりマスコミに撮られるありきのマストネタなのかな。ま、今回は観光客が少ないので存分にそれが可能となります。オシャレさんの横ですれ違う私は、10年以上着続けているユニクロのダウンの袖元から穴が空いて裏地の白い部分がちょいと見えています。このダウンは市場専用で使っていて、大分お世話になりました。いつ着るのを諦めようかと考えてかれこれ数年経ってしまいました。オシャレな人を見ると素敵だなと思うのですが、来て行くところもないしな…って考えると今年のサルディでさえ参戦しないで終わりそうです。ちなみにオシャレさん達はちゃんとしつけ糸を取っていたよ。やっぱり取るのが正解だと私は思いました。

今回のピッティで目玉だった特別ゲストのブルネッロ・クチネッリは参加を取りやめ、その数時間前にはジョルジョ・アルマーニも『健康が大事だよ』という理由でメンズとオートクチュールのショーを取りやめました。以前も記事にしましたがブルネッロ・クチネッリのあるウンブリア州ソロメオの本社エリアは去年ワクチン接種会場の提供をしました。双方ともこのコロナ禍を鑑みてのことです。規模は大分縮小したかもしれませんが、それでも展示数は去年の300に比べて倍となりました。さらに中国、韓国、日本からのバイヤーは全く来ていません。今年はアジアのバイヤーさんが来なくって辛いですね。微妙な今年のピッティもやれるだけ良しということでしょうか。バイヤーさんってオンラインって訳にはいかないのかもしれませんね。生地を見たり縫製をチェックしたり、柄の色とか目の当たりにして総合的に決めるのでしょうから。

学会とかだったらオンラインでやっても全く問題なさそうですが、ファッション業界って大変だな。

イタリアに初めて旅行に行った時、友人はフランス人形みたいな格好でそれがとてもよく似合っていました。私は私でトンチンカンな格好をしていて厚底のブーツは恐ろしいくらいヒールが高く、日本人の若い観光客によくありがちな

『あの石畳、よく歩いてるな』と後ろ指を刺されそうな感じでした。

若さとガッツで観光を十分に楽しみましたが、その時ローマのトレヴィの泉だったと思うんですがイタリアのテレビ局にインタビューを受けたんですよね。懐かしいな。

あれが日本人の若者と思われたら申し訳なかったですが、あれから20ウン年。

すっかりファッションの国でアウトサイダーな生活を送っています。

イタリアに住んでいる人＝オシャレは違うね、少なくとも私は。ミラノのガイド仲間さんたちはメチャクチャオシャレです。やっぱりなんだかんだ言ってミラノなんだよな。

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