みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。今日は市場にいますよ。
あーあ、今日も人が少ないですね。お、誰か入ってきたと思ったらワインの営業のシモーネだった。なーんだ、お客さんじゃなかった。
残念ですが、何も注文したいものありませんよ。あ、そうだ!こいつに小切手を渡さなきゃいけないんだった。私が用意をしている間に近所のお得意さんのレストランに顔を出してくるって言われたので、どうぞどうぞと。
『10分くらいで戻ってくるよ』
って言ってたくせに、ものの2、3分で帰ってきた。
『レストラン、閉まっていたよ』
…そうなんですよね。前も書きましたがフィレンツェのチェントロにあるレストランは3軒に1軒が閉まっていると言います。その一つがそこだったってことか。まぁ、そうなるわよね。
そんな商人たちが口を揃えて言う『3月復活説』。イタリアもそうですが、コロナのピークアウトが加速してきて今月頑張って乗り切れば来月こそは経済は動き出すだろうという待望論。そんな一言を精神安定剤のように口にしてはあと1ヶ月というカウントダウンを頭の中でしているんでしょう。マジ不健康です。
とはいえ1ヶ月我慢すれば何かこの底無し沼みたいなところから抜け出せるなら、期待しちゃう気持ちはわからないでもない。
不意に市場の外を見たら驚いた。
ん?露店少なくありません?ごっそり空き地が見えますね。
こっちも…ありゃ。ストライキではなさそうなのに、どうしたんだろ。
そこらへんにいたシャンに聞いてみる。彼は噂好きのインド人。
『客いないから、店開けないんだよ。ほら、店を置くだけで20ユーロするのに売上なかったらマイナスになるじゃん』
どう言う意味かというと、これら露店は店を置いてある車庫みたいのがあちこちにあって、朝の7時に剛力さんみたいな人が所定の位置までゴロゴロ運んでくる。すると店舗の人が店を開けて商売が始まる。夕方の7時になると店を閉めた露店をまた剛力さんがどこからともなく現れてゴロゴロと車庫に持っていく。この剛力さんの日給が20ユーロと言うことなのでしょう。
この支払いを考慮したって割りに合わないと店を開けないと言う方法を選ぶなんて、相当ヤバいんだ。レストランは閉まって、露店は店を開けずに、ホテルは電気が消えている。
こんな状態でさえ不思議なことに悲壮感が漂ってないのはさすがイタリアだなって変なところに感心しています。
新規感染者数:112,691人 新規死亡者数414人
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